統合作戦司令官がオランダ軍統合軍司令部の編成完結式(9月4日)に出席 防衛協力を確認
- 日本の防衛
2025-9-12 09:35
防衛省 統合作戦司令部は令和7(2025)年9月10日(水)、オランダ軍統合軍司令部編成完結式への南雲憲一郎(なぐも・けんいちろう)統合作戦司令官の出席について以下のように発表した。
オランダ軍統合軍司令部編成完結式への出席について
9月4日、統合作戦司令官は、オランダ軍統合軍司令部の編成完結式に出席のためオランダを訪問し、この機会にジョーンズ豪統合作戦本部長、セローディオ ポルトガル軍副作戦司令官、カルス エストニア国防軍統合司令部参謀長、ミード NATO統連合軍司令部副司令官、ギシェルモ NATO統連合軍司令部管理部長等との信頼・協力関係を深めました。




今年は、日オランダ交流425周年です。オランダはわが国と歴史的関係を有し、基本的価値を共有する戦略的パートナーです。2016年に署名された防衛協力・交流に関する覚書に基づき、防衛当局間のさらなる関係強化を図っているところです。
オランダは、2021年のフリゲート艦の派遣を含め、目に見える形でのインド太平洋地域への関与を強化しています。わが国は、このようなオランダのインド太平洋地域への関与強化を歓迎するとともに、欧州のインド太平洋地域に対する関与を一層強固なものにしていく必要性を認識しています。
両国は、力や威圧による一方的な現状変更の試みに対して一層連携を強化していくことや今後の防衛協力・交流のさらなる強化について一致しています。
オランダ軍統合軍司令部の設立により、統合作戦司令部(JSDF Joint Operations Command)は統合作戦上の緊密な連携が可能となります。統合作戦司令官は、エイヘルセイム オランダ軍参謀総長、ファン・デフェンテール オランダ軍統合軍司令官と懇談を行い、相互の情勢認識を共有するとともに、今後の日オランダの防衛協力・交流のさらなる強化について、認識を確認しました。
統合作戦司令部は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分との認識のもと、また統合軍司令部を新設したオランダをはじめとする欧州諸国がインド太平洋地域を目に見える形で非常に重視していることを踏まえ、同盟国・同志国とのさらなる連携強化を図り、抑止力及び対処力を一層強化してまいります。
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 《特集》「世界陸上2025」で東京上空を飛ぶブルーインパルス どこで見る? どこで撮る?
- 「世界陸上2025」開幕日のブルーインパルス首都上空飛行 時間とルートを発表
- 陸自「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」量産初号機が出荷 今年度から部隊配備へ
- 《特集:ブルーインパルス》飛行展示と飛行条件の基礎知識
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)