フランス空軍ラファールなどが百里基地に展開 空自航空部隊と共同訓練を実施(9月18日)
- 特集
2026-9-19 18:48
航空自衛隊は令和8(2026)年9月18日(金)、公式サイトにおいて、茨城県の百里基地を訪れているフランス航空宇宙軍と航空自衛隊の航空部隊が実施している共同訓練について報告した。

以下に全文を転載する。
日仏共同訓練の実施について
9月17日、航空幕僚長 森田雄博空将はフランス航空宇宙軍参謀ジェローム・ベランジェ大将と百里基地で日仏共同訓練を視察しました。
共同記者発表において、日仏防衛協力・交流の深化及び両空軍種間の連携の強化を確認するとともに、訓練を通じて相互運用性の一層の向上を図り、地域の平和と安定に資する抑止力の強化に貢献していく意思を共有しました。
日仏共同訓練は、フランス航空宇宙軍が毎年実施するインド太平洋地域への大規模戦力投射ミッション「ペガース26」の一環として行われたものです。航空自衛隊は、欧州・大西洋及びインド太平洋の安全保障は一体不可分との認識の下、ペガース26を支援し、日仏防衛ロードマップに沿って日仏防衛協力・交流のさらなる深化に取り組んでいます。




日仏共同発表における空幕長冒頭あいさつ
Bonjour
まず始めに、本日ご臨席賜りました駐日フランス大使ル・フラペール・デュ・エレン閣下に深く敬意を表します。
あわせて、ベランジェ航空宇宙軍参謀長、そしてフランス航空宇宙軍のみなさま、フランスから遠路お越しいただきありがとうございます。来日を心から歓迎いたします。
本日、ここ百里基地において、フランス航空宇宙軍の大規模戦力投射ミッション「ペガース26」の一環として実施する日仏共同訓練の機会に、ベランジェ参謀長とともにこの場に立てることを大変嬉しく思います。
日本とフランスは、共通の価値及び原則を共有する特別なパートナーです。今日、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は密接に結び付いており、両国は共通の戦略環境に向き合っています。こうした環境の下、地域における抑止力を強化する観点において、欧州に位置しつつも同時にインド太平洋国家であるフランスとの連携を強化する重要性はますます高まっています。
本年4月、小泉・ヴォトラン両大臣は日仏防衛ロードマップに署名し、安全保障上の課題に対し平素からより実効的に協力できる関係を構築していくことを確認しました。この日仏共同訓練は、その方向性を具体化するものです。
これまでのペガースを機会とした日仏共同訓練は、編隊航法訓練や空中給油を中心に実施していましたが、今回は対戦闘機戦闘訓練、要撃戦闘訓練及び戦術攻撃訓練といった、より高度な内容となっています。
平素から共に訓練し、互いの能力や考え方を理解し、信頼関係を構築することで、必要な時に協力することが可能になります。両国の相互運用性と信頼関係は、将来いかなる状況に直面した場合であっても、円滑に連携し、継続的に協力するための基盤となります。また、こうした取組は、地域の抑止力向上にも寄与すると考えています。航空自衛隊は、ペガースを重要な取組と捉え、今後も積極的に支援し、空軍種間の連携を一層強化していくとともに、このような訓練を重ね、相互運用性を向上させていきたいと考えています。
本日、ベランジェ参謀長と共に訓練の状況を確認し、このような場で一緒にメッセージを発信すること自体が重要な意味を持ちます。日仏空軍種トップ間の揺るぎない信頼関係とフランス戦闘機の継続的な日本展開の事実が、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障が一体不可分であることを示す何よりの証拠です。
日本とフランスの航空分野の交流は、1910年、徳川好敏(とくがわよしとし)大尉が操縦した仏製飛行機アンリ・ファルマンによる我が国初の動力飛行やフランス航空教育団の来日に始まり、今日の共同訓練を実施する関係へと発展し、防衛協力・交流は着実に深化しています。さらに、その協力は航空分野から宇宙分野へと拡大しており、航空宇宙自衛隊への改編を見据えた取組や先般の宇宙コマンドへの連絡官派遣により、日仏空軍種関係は新たな段階に入っています。
航空自衛隊は、フランス航空宇宙軍との歴史的な絆をさらに強固なものとし、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の重要性を再確認するとともに、欧州大西洋とインド太平洋の安全保障が一体不可分であるとの認識の下、地域の平和と安定のため、これからも共に歩んでまいります。
(以上)
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