ロッキード マーティン 米陸軍向け新型迎撃ミサイル「PAC-3 Edge」を発表(10月9日)
- 日本の防衛
2026-10-21 14:05
ロッキード マーティンは令和8(2026)年10月9日(金)(現地時間)、米陸軍の将来迎撃ミサイル(Future Interceptor)プログラム向けに、極超音速および先進的なミサイルの脅威に対抗する新型迎撃ミサイル「PAC-3 Edge™」を発表した。実戦で証明されたPAC-3® MSEの技術を活用したもので、同社は2031年までの迅速な配備に備え、2027年に開発を進めて試験を開始するとしている。日本での発表内容と英文プレスリリースの全文訳は以下のとおり。
ロッキード マーティン、「米陸軍の革新的な次世代迎撃ミサイル計画向け」に「PAC-3 Edge™」を初公開
ロッキード マーティンは10月9日、新型迎撃ミサイル「PAC-3 Edge™」を発表しました。同ミサイルは、実戦で実証済みのPAC-3® MSEの技術を活用し、極超音速ミサイルや高度化するミサイルの脅威への防御能力を強化します。この開発は、現在米陸軍が競争選定を進めている革新的な次世代迎撃ミサイル計画の一環であり、当社は同計画において次の開発段階に進む企業として選定されました。今後当社は、2027年に PAC-3 Edgeの試験を開始し、2031年までの迅速な配備を目指します。
ロッキード マーティンのミサイル&ファイヤーコントロール部門トップ、ティム・ケーヒルは次のように述べています。「ロッキード マーティンのPAC-3 Edge 迎撃ミサイルは、実戦で実証済みのPAC-3 MSEを活用しています。PAC-3 Edgeは、さらに高い機動性や威力、速度を実現します。これにより、米陸軍の多層的な防衛システムが、世界で最も先進的であり続けます。」

(リリースの日本語訳)
次世代の陸軍迎撃ミサイルが、極超音速および先進的なミサイルの脅威に対する最先端の能力を「自由の兵器庫(Arsenal of Freedom)」に加える。
ダラス、2026年10月9日/PRNewswire/――本日、ロッキード マーティン(NYSE: LMT)は、極超音速および先進的なミサイルの脅威に対する革新的な防御能力を加える新型迎撃ミサイルを発表した。「PAC-3 Edge™」と名付けられたこの新型迎撃ミサイルは、実戦で証明されたPAC-3® MSEの技術と、業界をリードする最新の能力を活用し、陸軍にとって最も重大な脅威に対して決定的な性能を発揮する。
全体像
ロッキード マーティンの新型迎撃ミサイルは、現在競争段階にある米陸軍の将来迎撃ミサイル(Future Interceptor)プログラムの一環である。ロッキード マーティンを開発の次の段階へ進めるという陸軍の決定は、同社の実績ある統合防空ミサイル防衛(IAMD)の経験と、次なる脅威に対して高度な多層防衛を提供する同社の能力への陸軍の信頼を裏付けるものである。
ロッキード マーティンは、2031年までの迅速な配備に備え、2027年にPAC-3 Edgeの開発を進め、試験を開始する。
新たな点
PAC-3 Edgeは、ロッキード マーティンのStrigoプロダクトセンターが設計し、同社が製造する革新的なシーカーにより、最高水準の性能を発揮する。このシーカーは利用可能な最先端の防衛技術を備え、最も高度な脅威に対抗するための性能向上を可能にする。PAC-3 Edgeはまた、ノースロップ・グラマンが設計したマルチパルス固体ロケットモーターを搭載しており、高度な改良を施すことで、迎撃ミサイルの飛行全体を通じて精密な推力を発揮。さらにロッキード マーティンは、射程と高度におけるPAC-3 EDGEの性能を高めるため、制御システムの改良も行った。
エキスパートの視点
「ロッキード マーティンのPAC-3 Edge迎撃ミサイルは、実戦で実証済みのPAC-3 MSEを活用しています。PAC-3 Edgeは、さらに高い機動性や威力、速度を実現し、これにより米陸軍の多層的な防衛システムが、世界で最も先進的であり続けます。」と、ロッキード マーティンのミサイル&ファイヤーコントロール部門(Missiles and Fire Control)トップ、ティム・ケーヒル氏は述べた。
なぜ重要なのか
脅威対処範囲の拡大 :新型迎撃ミサイルは、より高い高度とより長い射程で、航空、ミサイル、極超音速の幅広い脅威に対抗するよう設計されており、陸軍のIAMDの対処範囲を拡大する。
実戦により証明された系譜 :PAC-3 Edgeは、低コストのPAC-3 ACE、従来型のPAC-3 CRI、そして名高いPAC-3 MSEを含むPAC-3ファミリーの伝統を受け継ぎ、これまでで最も先進的な迎撃能力を提供する。
テクノロジーを駆使した新たな機能 :ロッキード マーティンはStrigoプロダクトセンターに2億5000万ドルを投資し、進化する脅威に対して精度と機動性を高める、業界をリードする新たなシーカー技術を推進している。
多層的な防衛 :新型迎撃ミサイルは陸軍の既存のIAMD能力を補完し、本土および海外の重要資産を守る多層的な盾を強化する。
イノベーションによる統合 :PAC-3 Edgeは、統合戦闘指揮システム(IBCS)、M903発射機、コンテナ型発射機、HIMARS Flexなど、既存および将来のIAMD能力と統合できるよう設計されている。
ロッキード マーティンについて
ロッキード マーティンは、イノベーションを推進し、科学的発見を前進させるグローバルな防衛技術企業である。当社の全領域にわたるミッション・ソリューションと「21st Century Security®」のビジョンは、変革的な技術の提供を加速し、当社が支える人々が常に一歩先を行けるようにする。詳細はLockheedmartin.comまで。
- Lockheedmartin.com
- https://lockheedmartin.com/
関連公開資料



(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- ロッキード マーティン 米陸軍向け新型迎撃ミサイル「PAC-3 Edge」を発表(10月9日)
- 防衛省、職員給与の改正案を第222回臨時国会に提出(10月9日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 空自 偵察用無人機RQ-4Bグローバルホークが鳥取県沖で墜落 機体の捜索・回収を継続(10月21日 第8報の写真まで掲載)
- 日米共同統合演習「キーン・ソード27」始まる(10月19~29日)
- 人事発令 令和8年8月1日・2日・3日付け、1佐職人事(陸自241名、海自20名、空自56名)
- 令和8年度日米共同統合演習「Keen Sword (キーン・ソード) 27」を10月19日~29日に実施予定
- 防衛省関係者966名が受章 第47回危険業務従事者叙勲(令和8年10月10日)
- 防衛省 安全保障技術研究推進制度 令和8年度の採択結果を公表(10月20日)
- 防衛省が第13回処遇・給与部会を開催 自衛官の給与体系見直し提言取りまとめ(8月24日)、議事録を公開(9月10日)
- 中国海軍空母「遼寧」とミサイル駆逐艦3隻(レンハイ級、ルーヤンⅢ級)が石垣島南方から南シナ海へ航行(10月14日・15日)
- 人事発令 令和8年10月14日付け、1佐人事(海自4名)
- 防衛省、職員給与の改正案を第222回臨時国会に提出(10月9日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 防衛省関係者966名が受章 第47回危険業務従事者叙勲(令和8年10月10日)
- 人事発令 令和8年8月1日・2日・3日付け、1佐職人事(陸自241名、海自20名、空自56名)
- 人事発令 令和8年10月13日付け、1佐人事(海自1名)
- 令和8年度日米共同統合演習「Keen Sword (キーン・ソード) 27」を10月19日~29日に実施予定
- 人事発令 令和8年10月16日付け、1佐職人事(海自2名)
- 軍事評論家・岡部いさくが語る「サーブ」 《連載》なぜ北欧はいま安全保障の教科書なのか 〜特別編
- 防衛省関係者966名が受章 第47回危険業務従事者叙勲(令和8年10月10日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 防衛省、職員給与の改正案を第222回臨時国会に提出(10月9日)
- 人事発令 令和8年10月5日付け、1佐職人事(海自3名)
- 中国海軍空母「遼寧」とミサイル駆逐艦3隻(レンハイ級、ルーヤンⅢ級)が石垣島南方から南シナ海へ航行(10月14日・15日)
- 川崎重工、低NOx水素燃焼器を搭載した航空エンジンの運転試験に日本初成功(10月8日)
- 人事発令 令和8年10月14日付け、1佐人事(海自4名)
- 三菱重工、下関市の人工島「長州出島」の用地を取得 三菱造船の建造能力拡大へ(10月2日)
- 防衛省、管理職隊員の再就職状況を公表 令和8年4~6月分(10月2日)
- 人事発令 令和8年8月1日・2日・3日付け、1佐職人事(陸自241名、海自20名、空自56名)

