今夏、米空軍第4偵察飛行隊のグローバル・ホークがグアムから横田へ移転(5月28日)
- 日本の防衛
2026-6-1 10:54
防衛省は令和8(2026)年5月28日(木)、今年夏からアメリカ空軍第4偵察飛行隊が横田飛行場へ順次、移転することについて公表した。
防衛省・外務省が発表した資料「アメリカ空軍第4偵察飛行隊の横田飛行場への移転について」の全文を以下に転載する。
アメリカ空軍第4偵察飛行隊の横田飛行場への移転について
背景
我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、周辺国の軍事活動が活発化する中、情報収集・警戒監視・偵察(ISR)活動はますます重要。
特に、優れたISR能力を有する米軍との協力は、我が国の安全確保の観点から極めて重要であり、米軍は、平成26(2014)年以降、我が国周辺におけるISR活動のため、グアムを拠点としつつ、米空軍の無人偵察機グローバル・ホークを日本に一時的に展開。
横田飛行場においても、令和5(2023)年5月以降、グローバル・ホーク3機を一時的に展開し、所要人員として約100名規模を配置しているところ。(現在、グアムに一時展開中)
米側からの新たな情報
米側から次のとおり説明あり。
現下の安全保障環境を踏まえ、我が国周辺におけるISR態勢を一層強化する観点から、部隊運用面の効率性や即応性等を総合的に勘案した結果、グローバル・ホークを運用するアメリカ空軍第4偵察飛行隊をグアムのアンダーセン空軍基地から横田飛行場へ順次移転させる。本年の夏から人員及び装備品の移転を開始する。
【本移転の概要について】
・配備されるグローバル・ホーク(RQ-4B)は3機
・人員配置 約150名規模(従来の一時展開で配置されている約100名を含むため、純増は約50名規模)
・横田飛行場の面積や施設の拡張なし
・新たな施設建設は行わず、横田飛行場内の既存施設を活用し、必要な改修を行った上で使用
移転の意義
現下の安全保障環境を踏まえると、我が国周辺地域における日米の情報収集・警戒監視・偵察(ISR)活動を一層強化する必要があり、今般の部隊移転は、アメリカによる我が国防衛への揺るぎないコミットメントを示すとともに、日米によるISR活動の強化をもたらす、我が国の安全保障にとって極めて有益なものと考えている。
地元への影響
横田飛行場において新たにグローバル・ホークが移転・運用されることになるが、
・当該機体については、これまでも一時的な展開をしていた機種であること
・騒音の影響は小さい機体であり、直ちに騒音の影響が大きく増加するものではないこと
・偵察用に開発された機体であり、非武装のアセットであること
などから、横田飛行場周辺に与える影響は大きく変化するものではないと認識している。
しかし、今般のグローバル・ホークが移転・運用することはグローバル・ホークの横田飛行場への常駐による基地配備アセットの増強であると認識している。
防衛省の取組み
防衛省としては、我が国を取り巻く安全保障環境と、横田飛行場がおかれている状況を総合的に勘案すれば、今回のような、部隊、装備及び人員等の追加を含む横田飛行場の態様の変化はやむをえないものと認識している。
引き続き、米側に対し、騒音規制措置を遵守し周辺住民に与える影響を最小限に留めるよう最大限努力するようしっかりと申し入れていくとともに、米側から得られた情報について関係自治体に対して可能な限り速やかに情報提供を行い、基地周辺住民のご負担が少しでも軽減されるよう、基地周辺対策等に引き続き取り組む所存である。
騒音について

グローバル・ホークと他の航空機との比較

無人機のサイズ比較

(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- カナダ海軍フリゲート「シャーロットタウン」が北朝鮮違法海上活動を監視(5月下旬〜6月中旬)
- 齋藤海幕長が定例会見 オランダ海軍艦艇の日本寄港、自衛官の採用者数について(6月16日)
- JAXAのH3ロケット9号機による「みちびき7号機」打上げ 8月7日に再設定(6月15日)
- 中央業務支援隊の防衛技官を懲戒処分 上官にカッターナイフ向け停職12か月(6月15日)
- 《インタビュー》豪州に根ざして40年 サーブ・オーストラリアが新型FFM輸出に果たせること
- 海自と米海軍が日米共同訓練 護衛艦「かが」、空母「ジョージ・ワシントン」など参加(5月22日~6月16日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 護衛艦「なとり」の引渡式・自衛艦旗授与式を実施(5月21日、三菱重工 長崎造船所)
- 《特集》早期警戒機E-2Dアドバンスト・ホークアイと太平洋の防衛
- 《特集》5つの艦種で構成される海自の主力艦 基礎から分かる「護衛艦」概論
- カナダ海軍フリゲート「シャーロットタウン」が北朝鮮違法海上活動を監視(5月下旬〜6月中旬)
- 護衛艦「なとり」の引渡式・自衛艦旗授与式を実施(5月21日、三菱重工 長崎造船所)
- 《特集》早期警戒機E-2Dアドバンスト・ホークアイと太平洋の防衛
- 人事発令 6月12日付け、1佐人事(海自2名)
- 中央業務支援隊の防衛技官を懲戒処分 上官にカッターナイフ向け停職12か月(6月15日)
- 第3術科学校の3等海曹、実習室でレンチ9本盗む 横須賀地方警務隊が逮捕(6月10日)
- 荒井陸幕長が記者会見 カマンダグ26、南鳥島射撃訓練準備などに言及(6月9日)
- 齋藤海幕長が定例会見 実機雷処分訓練、「おおすみ」ハラスメント事案、日韓SAREX再開などに言及(6月9日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 齋藤海幕長が定例会見 オランダ海軍艦艇の日本寄港、自衛官の採用者数について(6月16日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 《ニュース解説》陸自初の攻撃型ドローン「小型攻撃用UAVⅠ型」とはどんな装備なのか?
- 人事発令6月1日付け、1佐職人事(陸自1名、海自16名、空自5名)
- 陸自 第1空挺団の落下傘降下訓練で場外降着が発生 千葉県・習志野演習場(5月27日)
- 小泉防衛大臣が臨時記者会見 愛知の三菱重工業、プロドローン本社視察、DICASの課題など(5月20日)
- カナダ海軍フリゲート「シャーロットタウン」が北朝鮮違法海上活動を監視(5月下旬〜6月中旬)
- 荒井陸幕長が定例会見 令和8年度富士総合火力演習の実施について(5月26日)
- 人事発令 6月8日付け、1佐人事(海自2名、空自1名)
- 荒井陸幕長が定例会見 汎用軽機動車の調達非公表問題、10式戦車ネットワーク近代化など(6月2日)
- 人事発令 5月29日付け、1佐人事(海自4名)

