木原防衛大臣、フィンランドのハッカネン国防大臣と会談(9月12日)
- 防衛省関連
2024-9-17 11:01
防衛省は令和6(2024)年9月12日(木)14時10分、木原稔(きはら・みのる)防衛大臣と訪日中のハッカネン・フィンランド国防大臣との会談について公表した。
会談で木原大臣は昨年のフィンランドのNATO加盟を祝福し、地域情勢や防衛協力・交流の進展について議論したとのこと。
公表内容は下記の通り。
日フィンランド防衛相会談について
令和6年9月12日10時30分から約60分間、木原防衛大臣は訪日中のハッカネン・フィンランド共和国国防大臣との間で、日フィンランド防衛相会談を実施しました。
1 冒頭、木原大臣から、ハッカネン大臣の訪問を歓迎する旨述べ、ハッカネン大臣から、今般の訪問実現に対する感謝の意が示されました。
2 両大臣は、地域情勢や防衛政策について意見交換を実施しました。木原大臣は、本日朝の北朝鮮による弾道ミサイルの発射や、我が国周辺での中国の軍事活動の活発化、特に最近の我が国領空の侵犯について強い懸念を表明しました。
両大臣は、力又は威圧による一方的な現状変更の試みに対して一層連携を強化していくことで一致しました。
3 また、会談では、欧州情勢に関し、ハッカネン大臣より、ロシアによるウクライナ侵略に対するフィンランドの対応について説明がありました。
木原大臣からは、今般のウクライナ情勢を受け、フィンランドがNATO加盟申請という決断を行ったことに支持を表明するとともに、我が国を取り巻く情勢や防衛政策について説明しました。
4 さらに、両大臣は、「日フィンランド防衛協力・交流の覚書」に基づき、様々な分野において、防衛協力・交流が発展していることを歓迎し、防衛装備移転及び情報保護の枠組みの構築に向けた検討を進めるために協力していくことを確認しました。
そのほか、防衛装備・技術協力やハイブリッド脅威に対する対応、ウクライナ支援、北欧諸国やNATO・EUを通じた協力等について、議論を行いました。
5 両大臣は、日フィンランド防衛協力・交流の更なる深化に向け、一層緊密に連携していくことで一致しました。
(以上)
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