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川崎重工、潜水艦「そうげい」の進水式を実施(10月14日)

  • 日本の防衛

2025-10-17 11:48

 川崎重工業株式会社は令和7(2025)年10月14日(火)、同日に行われた潜水艦「そうげい」の進水式ついて以下のように公表した。
 また防衛省 海上幕僚監部は10月16日(木)、公式ウェブサイトを更新し、令和4年度計画潜水艦「そうげい」の命名式・進水式について以下のように公表した。

潜水艦「そうげい」進水

写真:川崎重工業

 川崎重工は10月14日、神戸工場第1船台において建造中の防衛省向け潜水艦「そうげい」の進水式を、本田防衛副大臣、星海幕装備計画部長、伊藤防衛装備庁装備官をはじめとする防衛省関係者ほかのご出席のもとに執り行いました。命名ならびに支綱切断は、本田防衛副大臣により行われました。

 本艦は、「たいげい」型潜水艦の6隻目であり、戦後の当工場における建造潜水艦としては32隻目に当ります。

 優れた水中運動性能と推進性能を持つ本艦は、船体に高い水圧にも耐える高張力鋼を使用し、新型主機を搭載しております。さらに、リチウムイオン電池採用による高い潜航性能を備え、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上及びステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施され、女性乗員への対応も実施しています。
 本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです。

<工程>
 起工 2023年3月28日
 進水 2025年10月14日
 竣工 2027年3月(予定)

<主要目>
 長さ 84.0m
 幅 9.1m
 深さ 10.4m
 基準排水量 3,000トン
 主機関 川崎12V 25/31型 ディーゼル機関 2基
  推進電動機 1基・1軸
 主要兵装 水中発射管 一式
 その他 スノーケル装置 一式
  ソーナー装置 一式

命名式・進水式 令和4年度計画潜水艦「そうげい」

 令和7年10月14日(火)川崎重工業株式会社 神戸工場において、令和4年度計画潜水艦「そうげい」の命名式・進水式が行われました。

艦名「そうげい」の由来

 潜水艦の名称は、「海上自衛隊の使用する船舶の区分等及び名称等を付与する標準を定める訓令」で「海象、水中動物の名、ずい祥動物の名」を付与することとされています。
「そうげい」は、「蒼鯨」と書き、鮮やかな鯨を意味する造語です。

概要

 艦番号 518
 基準排水量 約3,000トン
 全長、全幅、深さ、喫水 84.0m、9.1m、10.4m
 機関形式 ディーゼル電気推進(1軸)
 馬力 6,000PS
 主要装備 水中発射管 1式
 乗員 約70名

就役予定

 令和9年(2027年)

写真で見る潜水艦「そうげい」の命名式・進水式

写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊
写真:海上自衛隊

(以上)

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