ノースロップ・グラマンのIBCSが模擬巡航ミサイル標的の迎撃試験に成功(2025年12月10日)
- 日本の防衛
2025-12-16 10:50
米国の防衛企業ノースロップ・グラマンは令和7(2025)年12月11日、米陸軍向けに開発した総合戦闘指揮システム(IBCS)がフォローオン運用試験・評価の一環として重要なフライトテストを完了し、新技術の迅速な統合とシステムの統合に向けた柔軟性が実証されたと発表した
発表内容の全文は以下の通り。
ノースロップ・グラマンの統合戦闘指揮システム(IBCS)が重要なテストで巡航ミサイルの迎撃に成功
フォローオン運用試験・評価(FOT&E)におけるIBCSの試験成功により、新技術の迅速な統合とシステムの統合に向けた柔軟性が実証される
アラバマ州ハンツビル – 2025年12月10日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE:NOC)が米陸軍向けに開発した統合戦闘指揮システム(IBCS)は、ホワイトサンズミサイル実験場でフォローオン運用試験・評価(FOT&E)の一環として重要なフライトテストを完了しました。本テストは、戦術環境下でのIBCSの運用の有効性を評価するために実施されました。
本テストでは、陸軍の防空部隊が現実のオペレーションを模した複雑な環境においてIBCSを使用し、ターゲットを識別し、複数の迎撃手段で攻撃しました。フライトテストでは、2つの模擬巡航ミサイルターゲットを迎撃することに成功し、IBCSが運用環境におけるリアルな脅威を撃破する能力が実証されるとともに、米海軍の参加部隊との統合によって統合任務を強化する能力もあらためて示されました。
詳細
▪FOT&EにおいてIBCSは新たな脅威を排除できる能力と、現場の運用ニーズを満たす能力について評価されています。今回のFOT&Eと運用フライトテストの結果は、今後のIBCSの開発と陸軍への配備に反映されます。IBCSのモジュラー型オープン・システム設計により、変化する要求や脅威に応じて進化・適応することが可能です。
▪ノースロップ・グラマン社は、アラバマ州マディソンに新設した最先端製造センターで、IBCS をフルレート量産契約の下で製造しています。この新施設は、ハンツビルの製造能力を倍増させ、米国および世界中での統合火力・指揮統制の需要の増大に応じてIBCSの生産規模を拡大できる体制を整えています。
専門家のコメント
ノースロップ・グラマン社グローバル指揮統制ソリューション部門バイス・プレジデントであるジェレミー・クナップ氏は次のように述べています。「IBCSは、今回の軍の要員が主導したFOT&Eフライトテスト中に見られたように、卓越した性能を継続して示しています。複合的な脅威を撃破したことで、IBCSは様々な新技術を統合し、製造元、軍種やドメインに制約されず、複数のシステムを一体運用できる柔軟性を証明しました。」

IBCSの詳細
IBCSは、製造元、軍種やドメインに制約されず、戦闘空間において現在利用可能なアセットだけでなく、将来のアセットも連接する革命的な指揮・統制システムです。火器管制が可能なレベルのバトル・マネジメント能力を提供します。IBCSは様々なセンサーデータを融合し、行動を取ることを可能にする戦闘空間の完全な単一ピクチャを生成します。ネットワーク対応のオープンでモジュール化された、スケーラブルなアーキテクチャを通して、IBCSは変化する戦場に合わせて進化・適応できます。この実証された能力は、戦闘部隊に脅威を評価し、対応するためのより多くの時間的余裕をもたらすだけでなく、統合かつ複数国によるマルチドメインのオペレーションを可能にする基盤的要素として機能します。IBCSは生産中であり、米陸軍の統合防空ミサイル防衛近代化の公式プログラムの一環として配備される予定です。
ノースロップ・グラマン社は、2021年12月にIBCSの低率初期生産(LRIP)および全規模量産(FRP)に関して、米陸軍から10億ドル超の5年間の契約を受注しました。
ノースロップ・グラマン社について
従業員約10万人3,000万平方フィート超(フットボール場500面以上に相当)の製造施設を擁するノースロップ・グラマンは、かつてないスピードでのイノベーションを実現するための能力・規模・柔軟性を備えています。ノースロップ・グラマンの製造アプローチは、単に製品を作るだけにとどまりません。設計・開発から製造・試験に至るまで、プロセス全体を加速・高度化します。弊社は、現在および将来の国家安全保障ニーズに応えるため、米国のインフラ、研究・開発、人材、そしてサプライチェーンに積極的に投資しています。
ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。
(以上)
◎下の[次の記事][前の記事]ボタンで、日本の防衛に関するニュース記事を次々にご覧いただけます。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 人事発令 5月18日付け、1佐人事(空自4名)
- 内倉統幕長が定例会見 88式実弾射撃など「バリカタン26」の成果とSHIELD構想(5月15日)
- 人事発令 5月15日付け、1佐職人事(空自26名)
- 護衛艦「なとり」の引渡式・自衛艦旗授与式を5月21日に実施予定
- 衛星搭載AIが軌道上で撮影画像からの船舶検知に成功 三菱重工の次世代宇宙用MPU(5月11日)
- 人事発令 令和8年3月23日付け、将補人事(陸自26名、海自20名、空自11名)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを発表(3月3日)
- 人事発令 5月11日付け、1佐人事(陸自2名、海自4名)
- 陸自の「1枚で分かる。陸上自衛隊 総集編」サイト上で公開(5月12日)
- 海上自衛隊、令和8年3月における逮捕・送致の実績を公開(5月15日)
- 人事発令 5月15日付け、1佐職人事(空自26名)
- 人事発令 5月11日付け、1佐人事(陸自2名、海自4名)
- 人事発令 5月18日付け、1佐人事(空自4名)
- 衛星搭載AIが軌道上で撮影画像からの船舶検知に成功 三菱重工の次世代宇宙用MPU(5月11日)
- 陸自の「1枚で分かる。陸上自衛隊 総集編」サイト上で公開(5月12日)
- 人事発令 5月8日付け、1佐人事(海自1名)
- 護衛艦「なとり」の引渡式・自衛艦旗授与式を5月21日に実施予定
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを発表(3月3日)
- 防衛省が資料「宇宙領域における防衛能力強化について」を公開(5月13日)
- 内倉統幕長が定例会見 88式実弾射撃など「バリカタン26」の成果とSHIELD構想(5月15日)
- [国会答弁]警察官及び自衛官の勤務時間外における制服着用義務に係る規律の不均衡に関する質問と答弁(4月28日)
- 《解説》新型レーダーSPY-6に日本が注目しなければいけない理由
- 令和8年春の叙勲 防衛関係の受章者132名を発表(令和8年4月29日)
- 人事発令 4月17日・20日付け、1佐人事(陸自1名、海自4名)
- 三菱電機、空対空ミサイルAIM-120 AMRAAMの日米共同生産への参画を目指す(4月28日)
- 人事発令 4月28日・29日・30日付け、1佐人事(陸自1名、海自4名)
- 人事発令 5月11日付け、1佐人事(陸自2名、海自4名)
- 人事発令 5月15日付け、1佐職人事(空自26名)
- 人事発令 4月24日付け、1佐人事(空自1名、海自1名)
- 人事発令 5月1日付け、1佐人事(海自1名、空自1名)

