小泉防衛大臣がイラン情勢を受け臨時会見 対策本部の設置、NSC開催、邦人輸送への態勢など(3月1日深夜)
- 日本の防衛
2026-3-3 11:05
令和8年3月1日(日)01時06分~01時11分、小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)防衛大臣は、防衛省A棟1階エントランスでイラン情勢に係る臨時会見を実施した。大臣からの発表と記者との質疑応答は以下の通り。
大臣からの発表事項
大臣 :
本日のイスラエルとアメリカによるイランに対する攻撃を受けまして、先ほど、国家安全保障会議が開催され、私も出席してきました。本件につきましては、攻撃の発生後直ちに、総理から関係閣僚に対し、情報収集を徹底するとともに、今も現地に残っておられる邦人の方々の安全確保に向け、万全の措置を講じるよう指示があったところです。
これを受け、直ちに私から情報収集に最大限取り組むこと、関係省庁と緊密に連携すること、中東地域で活動する隊員の安全確保に努めること、そして我が国の警戒監視に万全を期すこと、以上4点について大臣指示を出しました。
また国家安全保障会議に先立ち、防衛省において関係幹部会議を開催し、現在の情勢と、防衛省としての対応について確認を行いました。その上で、防衛省として、今後の事態の推移に応じて万全の措置をとるため、私を本部長として対策本部を立ち上げました。
現時点で、防衛省・自衛隊が第一に備えるべき任務は、要請に応じて邦人輸送を行うことですが、その待機態勢は常に整えています。今後も、いかなる事態の推移にも対応できるよう、万全の準備を整えてまいります。
記者との質疑応答
邦人退避支援の具体的態勢について
記者 :
今、お話ありました邦人の安全確保について伺います。イラン情勢をめぐっては、日本政府は、去年6月の交戦時にもジブチでC-2輸送機を待機させていました。今回、その自衛隊機の派遣も含む邦人退避に関する支援態勢について、今回も同様の対応をとるのかもあわせて、先ほど常に態勢を整えているというふうにもおっしゃいましたが、もう少し具体的なところで御紹介お願いします。
大臣 :
部隊の詳細な運用については、現時点では差し控えますけれども、自衛隊は邦人輸送を迅速かつ的確に行うために、常に部隊を速やかに派遣する態勢を整えています。防衛省・自衛隊としては、邦人の安全確保に万全を期すため、外務省をはじめとした関係省庁と緊密に連携し、適切に対応してまいります。
米国の軍事行動に対する評価と立場
記者 :
今回の米国の軍事行動の評価について、小泉大臣として支持するのかどうかの立場聞かせてください。
大臣 :
現在、まずは鋭意情報収集をしているところでありますが、国際的な核不拡散体制の維持のためにも、イランによる核兵器開発は決して許されません。この立場は先ほど官房長官など会見があったとおりです。
記者 :
それは、つまりアメリカの攻撃を支持するという意味でおっしゃられているんでしょうか。
大臣 :
今、官房長官、そして外務大臣からもお話があったとおりだと思いますので、政府全体としてはそういう立場です。
米国防長官との事前連絡の有無
記者 :
もう一点、お尋ねします。今回の攻撃については、事前に大臣が信頼関係を深めていらっしゃるヘグセス長官からは御連絡っていうのはあったんでしょうか。
大臣 :
今、関係国との詳細なやり取りについては、現時点で私から申し上げることはありません。
今後の米国防長官との対話予定
記者 :
もう一点、お尋ねします。これからヘグセス長官と対話をされる御予定というのはあるんでしょうか。この件についてということですけど。
大臣 :
必要に応じて常に対話の機会があれば、それはするというのは同盟国としては当然だと思いますし、現時点で特段今予定してることはありませんが、必要に応じてコミュニケーションをとるというのは、それは常に考えていることであります。
中東地域派遣自衛隊員の安否確認
記者 :
中東地域における自衛隊の活動の関連ですが、バーレーンの米軍基地には、現在、自衛隊員は連絡官として派遣をされているのか。されていれば、安否は確認されているのか教えてください。
大臣 :
現時点で、自衛隊員、そして邦人の被害が出ているということは、私は承知はしておりません。そして、部隊の隊員の、在外武官の安全確保、こういったことを万全を期すというのは、防衛省・自衛隊として、また大臣として当然のことであります。
海上自衛隊の中東活動への影響と安全確保
記者 :
あともう一点、現在中東では海賊対処と情報収集活動で、海上自衛隊が活動していますが、今回の軍事的緊張において、活動に影響が出るのかどうか、あと安全確保対策がとられているのか教えてください。
大臣 :
今後の活動につきましては、引き続き、関係省庁、そして関係国と緊密に連携をして、情報収集に努めて、部隊の安全確保が図られるように適切に判断していきたいと思います。
(以上)
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