ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 7月13日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2026-7-15 18:06
防衛省は令和8(2026)年7月13日(月)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新したので以下に転載する。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、1週間から数か月おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。今回は3月26日以来3ヶ月半ぶりの公表。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2026年7月13日時点)
ロシア軍は、ウクライナ東部・南部地域での攻勢やウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続。また、ウクライナ軍も無人機等によるロシア領内及びロシア占領地域への攻撃を強めている模様です。

※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍
:死者約141.4万人(ウクライナ軍参謀本部26年7月8日)
:死者45万人、死傷者約140万人(CSIS26年7月1日)
:死者50万人近く(英GCHQ26年5月28日)
ウクライナ軍
:死者12.5~15万人、死傷者52.5~62.5万人(CSIS26年7月1日)
ウクライナ市民:死者1万6,126人、負傷者4万6,590人(UN26年5月12日)
※CSIS=戦略国際問題研究所
戦況など
・ロシア軍参謀総長は7月3日、ロシア軍がドネツク州コスチャンチニウカを制圧したとプーチンに報告するも、ゼレンスキー大統領はこれを否定し、同市がウクライナ軍の管理下にあると発言した。
・ウクライナ戦況分析グループ「DeepState」は、前述のドネツク州コスチャンチニウカはウクライナ軍の管理下にあると指摘(7月6日)
・ウクライナ総司令官は、26年前半におけるロシアの攻勢速度が、これまでと比較し半減していると発言(7月10日)
・CSISは、26年上半期におけるロシアの月間平均死傷者数は3万以上であり、兵士の月間平均補充数2万7千(推定)を上回ると指摘。CSISはまた、26年上半期におけるロシアとウクライナの死傷者の比率は8対1と発表(7月1日)
・ウクライナ空軍は、ロシアが7月2日に、弾道ミサイル×24発を含むミサイル×74発と無人機×496機で、6日には弾道ミサイル×23発を含むミサイル×68発と無人機×351機でキーウを攻撃したと発表。2日の攻撃では少なくとも27人が死亡、90人以上が負傷。6日の攻撃で少なくとも26人が死亡、119人が負傷。
・ウクライナ空軍は、2日の攻撃では弾道ミサイル24発中4発を撃墜したが、6日の攻撃では弾道ミサイルを一発も撃墜できなかったと発表。
・ゼレンスキー大統領は、ロシア領内及びウクライナのロシア占領地域への攻撃を指揮する「長距離攻撃司令部」を創設すると発表(7月10日)
・ウクライナ総司令官は、ウクライナは26年前半に、ロシア領内の697箇所のターゲットに長距離攻撃を実施し、61億ドルの経済損失を与えたと発表(7月10日)
・トルコで開催されたNATO首脳会議において、NATO加盟国は、ウクライナに対する揺るぎない支援を再確認し、今年は700億ユーロ(約13兆円)規模の支援を実施し、来年も同等以上の支援をすることで合意した(7月8日)
・トランプ大統領は、NATO首脳会議のため訪問中のトルコでゼレンスキー大統領と会談し、防空システム「ペトリオット」ミサイルの製造ライセンスをウクライナに付与すると発言(7月8日)
・ゼレンスキー大統領は、「ペトリオット」ミサイルの生産ライセンスと生産実績を持つ、日本の三菱重工業との協力に関心があると発言(7月10日)
(以上)
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