ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 3月26日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2026-4-2 10:38
防衛省は令和8(2026)年3月31日(水)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新したので以下に転載する。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、1週間から1か月おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2026年3月26日時点)
ロシア軍は、ウクライナ東部・南部地域での攻勢やウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続。また、ウクライナ軍も無人機等によるロシア領内への攻撃等を継続している模様です。

※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍
:死者約19.8万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者27.5~32.5万人、死傷者約120万人(CSIS26年1月27日)
:死傷者約121.3万人(英国防省26年1月14日)
ウクライナ軍
:死者約5.5万人(ゼレンスキー大統領26年2月4日)
:死者最大10~14万人、死傷者50~60万人(CSIS26年1月27日)
ウクライナ市民:死者1万4,999人、負傷者4万0,601人(UN26年1月12日)
※CSIS=戦略国際問題研究所
戦況など
・ゼレンスキー大統領は、ロシアの人的損失のうち62%が死者、38%が負傷者であるほか、ロシアが非公開の公式文書において自軍の死傷者数を131.5万人と見積もっていると主張(3月10日)
・ウクライナ戦況分析グループ「DeepState」は、ドネツク州ポクロウスクとミルノフラードが事実上ロシア軍に占領されていると指摘(3月12日)
・ウクライナ軍参謀本部は、24日に前線において191件の衝突が発生し、うち47件がドネツク州ポクロウスク方面、39件がドネツク州コスチャンチニウカ方面、22件がザポリッジャ州フリャイポレ方面で発生した旨発表(3月25日)
・ウクライナ軍参謀本部は、ロシアブリャンスクの「クレムニーEL」社のマイクロエレクトロニクス工場を英製巡航ミサイル「ストームシャドウ」で攻撃したと表明。また、同社はロシアの精密誘導兵器の生産ラインにおいて一角を担っており、同工場は半導体などを専門としている旨言及(3月11日)
・ウクライナ空軍は、ロシアが極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」などミサイル×68発と無人機×430機でウクライナを攻撃し、主な標的はキーウ州であったと発表。キーウ州軍政長官によれば、同攻撃により4人が死亡、少なくとも15人が負傷(3月14日)
・ロシアレニングラード州知事は、同州プリモルスク港の燃料貯蔵タンクが損傷し、火災が発生したと表明。ウクライナ軍参謀本部は、石油ターミナルであるプリモルスク港などを攻撃したと発表(3月23日)
・ロシアメディアは、ロシア国防省のデータによれば、3月23日までの1週間で少なくとも2,637機のウクライナ無人機がロシア領土上空で迎撃・撃墜されたと報道(3月23日)
・ゼレンスキー大統領は、10日に独からPAC3ミサイルを受領したとし、これは直近のウクライナ防衛コンタクトグループ(UDCG)会合で合意したうちの一部である旨言及(3月11日)
・ゼレンスキー大統領は、マクロン仏大統領と会談を行い、ウクライナが本年新型のSAMP/T防空システムを受領し、弾道ミサイルに対する試験を実施する予定であると言及(3月15日)
・英政府は、ウクライナ国防省内に新たに設置されるAI卓越センターに資金提供を行うとし、同センターは戦場で優位に立つためにAIを最大限活用できるよう取り組むなどと発表(3月17日)
(以上)
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