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JA2024速報──SUBARU[W3-005]

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2024-10-18 08:02

2024年10月16日から19日まで開催されている「2024国際航空宇宙展」(JA2024)。主要出展ブースの展示内容を、短い記事にまとめてお届けしよう。稲葉義泰 INABA Yoshihiro

UH-2のモックアップの機内見学は大人気だ。本機の特徴の一つであるグラスコクピットもたっぷりと堪能できる 写真:稲葉義泰

 SUBARUといえば、一般的には自動車メーカーとして認知されている方が多いかもしれないが、航空産業を支える歴史ある企業だ。

 今回の国際航空宇宙展2024において、同社は「SUBARU 未来への挑戦」というスローガンを掲げたブースを設置している。防衛関連の展示としては、現在陸上自衛隊に向けて納入が順次進められている多用途ヘリ「UH-2」のモックアップが設置されており、機内の見学もできる。

 従来、陸上自衛隊で運用されてきたUH-1シリーズと比較して、エンジンが双発になったことで安全性が向上しているほか、グラスコクピットの採用や製造時にSUBARU独自の金属加工技術を用いているなど、特徴の多い機体だ。

 現在は自衛隊以外の官公庁や民間市場の開拓を目指しており、すでに海上保安庁を含めた採用実績も拡大しつつある。

SUBARUブースの外観。やはりUH-2のモックアップが目を引くが、反対側にはスバル360(自家用車)と次世代エアモビリティに関する展示も 写真:稲葉義泰

(以上)

稲葉義泰INABA Yoshihiro

軍事ライターとして自衛隊をはじめとする各国軍や防衛産業に携わる国内外企業を取材する傍ら、大学院において国際法を中心に防衛法制を研究。著者に『「戦争」は許されるのか 国際法で読み解く武力行使のルール』『“戦える”自衛隊へ 安全保障関連三文書で変化する自衛隊』(イカロス出版)などがある。

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