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用語集 あ行

  • 用語集

イージス・システム 【いーじす・しすてむ】
目標の捜索、探知、分類識別、攻撃までの一連の動作を高性能レーダーやコンピューターによって自動的に対処する対空ミサイルシステム。海上自衛隊はアメリカに次いで、いち早くイージス艦を導入しており、弾道ミサイル防衛における主要な役割を担っている。

医官 【いかん】
医師の免許を保有する幹部自衛官のことであり、医療、身体検査、健康診断、防疫活動などの業務に携わる。国内での災害派遣活動のほか、国際平和協力活動への派遣など、国外における医療支援活動も実施している。

一般幹部候補生 【いっぱんかんぶこうほせい】
一般大学卒業者や大学院修士課程修了者などが幹部自衛官を目指す採用区分を一般幹部候補生と呼んでいる。入隊後は陸・海・空各自衛隊において曹長に任命され、卒業時3尉(院卒者は2尉)に昇任する。その中でパイロットを目指す区分を飛行要員と呼んでいる。

一般曹候補生課程 【いっぱんそうこうほせいかてい】
陸・海・空各自衛隊の曹となる自衛官を養成する課程のことで、入隊後2年9か月以降選考により3曹へ昇任する。18歳以上33歳未満の者が受験の対象となっている。

一般陸曹候補生 【いっぱんりくそうこうほせい】
一般陸曹候補生とは、陸上自衛隊の「曹」となる自衛官を育成する非任期制の採用制度のこと。曹は分隊や小隊で活躍する現場のスペシャリストとして各部隊の中核を担う立場にある階級。海・空各自衛隊にも同様の制度がある。

イラク人道復興支援活動 【いらくじんどうふっこうしえんかつどう】
2003年にイラクの大量破壊兵器不保持違反を根拠に、アメリカを中心とする連合軍によって行われたイラク戦争の終結後、イラクの復興と安全確保支援を、国連加盟国に要請する国連決議が採択されたことを受けて、日本の陸・海・空各自衛隊が、特別措置法に基づき、2003年12月から09年2月まで派遣されて実施した人道的な支援活動のこと。主に、陸自は給水、医療支援、学校・道路の補修など、海自は艦艇による車両などの輸送、空自は輸送機による物資や隊員などの輸送を行った。

ヴィシニャ級情報収集艦 【ゔぃにしゃきゅうじょうほうしゅうしゅうかん】
ロシア海軍の主力情報収集艦として、1980年代後半から就役を開始した。各種電子情報を収集するためのレドームを装備した独特な艦容が特徴で、7隻が建造されている。

ウダロイI級駆逐艦 【うだろい1きゅうくちくかん】
艦橋構造物両脇に装備された大型のNATOコードネームSS-N-14サイレクス対潜ミサイル4連装ランチャーが特徴的なロシア海軍の大型対潜駆逐艦。12隻が建造され、発展型のウダロイⅡ級も建造されたが、就役は1隻にとどまった。[主要諸元]満載排水量:8,500t 全幅:19.3m 全長:163.5m 速力:約55km/h

エアクッション艇(LCAC) 【えあくっしょんてい(えるきゃっく)】
大量の空気を噴出させながら、機体を浮かせて進むホバークラフト型の輸送艇。エアクッション艇のため、上陸地の地質などの影響をあまり受けずに上陸ができるので、迅速かつスムーズな輸送を行えるのが特徴。
[主要諸元]全幅:14.3m 全長:26.8m 速力:約93km/h 積載能力:約50t(90式戦車1両または人員約30人)

衛生科 【えいせいか】
陸上自衛隊の職種の1つで、患者の治療や医療施設への後送、部隊の健康管理、防疫および衛生資材の補給・整備などを行う。

営内 【えいない】
基地・駐屯地内にある、曹士などが居住する営内隊舎のこと。営内に住む隊員を営内者という。

沿海域戦闘艦 【えんかいいきせんとうかん】その名の通り沿海海域での作戦を前提に、モジュール化された各種のミッションパッケージを交換しつつ多様な任務に就くというコンセプトで計画された米海軍の新艦種LCS(Littoral Combat Ship)。短胴船体のフリーダム級、三胴船体のインディペンデンス級という2クラスが計画され、一方が採用される予定だったが、結局両クラスが並行して建造されることになった。その後の情勢の変化により、両クラスとも早期の退役が相次いでいる。

掩体掘削機 【えんたいくっさくき】
「掩体」を造ることを目的とした油圧ショベル。機体を左右に傾けることができるため、傾斜地でも作業可能。アーム部分を360度回転させることもでき、ショベルを手前や奥、左右と自在に動かし地面の掘削などを行う。
[主要諸元]全幅:約3.0m 全長:約9.0m 全高:約3.1m 全備重量:約24t 走行速度6.5km/h

遠洋練習航海 【えんようれんしゅうこうかい】
海上自衛隊の幹部自衛官として必要な資質を育成するための航海実習。実習では船乗りとしての心構えや国際感覚を養い、訪問国との友好親善を図る。遠洋練習航海は、1957年以降毎年実施されており、約6か月ほどかけて10か国以上を訪問するのが通例。

応急工作 【おうきゅうこうさく】
海上自衛隊の仕事の種類の1つ。艦艇で火災や浸水が発生した場合に消火・防水といった応急処置のほか、船体や機械部品などが破損した際に溶接・木工技術を駆使して、破損個所の修理や部品の作製などを行う。

オートバイ(偵察用) 【おーとばい(ていさつよう)】
陸上自衛隊の偵察隊や普通科連隊、特科連隊の情報部隊などで、偵察および連絡用として使用されている。自衛隊車両の中では小型の部類に入り、偵察用ゴムボートなどに搭載して輸送することもできる。
[主要諸元]全幅:0.85m 全長:2.13m 全高:1.19m 重量:154kg 最高速度:135km/h 乗員:1人

音楽隊 【おんがくたい】
各種儀式・式典における演奏などを任務とする、陸・海・空各自衛隊それぞれにある部隊。音楽演奏によって隊員の士気を高める役割のほか、広報の役割を担っている。陸自の朝霞駐屯地には、国賓・公賓の歓迎行事などで演奏も行う防衛大臣直轄の陸上自衛隊中央音楽隊と、過去には1998年の長野冬季オリンピックなどの国家的な行事のほか、新潟・中越沖地震や東日本大震災災害派遣における音楽演奏などを行った陸上自衛隊東部方面音楽隊が所在している。

音響測定艦『はりま』 【おんきょうそくていかんはりま】
2つの船体を甲板で平行につないだ形になっている双胴型の艦艇。艦尾に装備した水中音波探知機を引きながら航行することで、さまざまな音響情報を収集する。その探知能力は、半径数百キロメートルにまで達する。
[主要諸元]基準排水量:約2850t 全幅:29.9m 全長:67m 速力:約20.3km/h 深さ:15.3m 喫水:7.5m

◎防衛省・自衛隊 用語集(https://www.mod.go.jp/j/press/shiritai/glossary.html)を編集・加工して作成。本サイトで別途加えた用語も含まれます。

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