高出力マイクロ波システム(HPM)の日米共同研究 事業取決めに署名(7月16日)
- 防衛省関連
2024-7-17 11:22
防衛装備庁は令和6(2024)年7月16日(火)13時30分、高出力マイクロ波システム(HPM)日米共同研究のPA署名について、以下のように公表した。
防衛省及び米国防省による「高出力マイクロ波システムに係る日米共同研究」に関する事業取決めの署名について
7月16日、防衛省及び米国防省は、「高出力マイクロ波システムに係る日米共同研究」に関する事業取決めの署名を行いました。
本共同研究は、将来のゲーム・チェンジャーたる高出力マイクロ波システムについて日米で共同研究を実施するものです。本共同研究では、高出力マイクロ波システムの実用化に向けて、米国内の試験場における共同試験等を実施し、日米間で試験データを共有することで、日米双方の高出力マイクロ波システムを用いて、電子機器等への高出力マイクロ波の効果を共同で評価します。本共同研究は、技術と能力を横断する防衛省及び米国防省の戦略的パートナーシップに合致するものです。
高出力マイクロ波システムに係る日米共同研究
〇高出力マイクロ波(HPM)システムとは、近年脅威となりつつあるUAV等に対して照射することで、電子機器の誤作動・破壊を生起させる高出力電波を発生させる試験装置である。
〇日米はそれぞれ、HPMに関する研究に取り組んできたが、今般日米共同研究を開始すべく、防衛省及び米国防省は2024年7月16日に事業取決めに署名した。
事業目的:
日米双方の高出力マイクロ波システムを用いて、電子機器等への高出力マイクロ波の効果を共同で評価し、実用化に向けた教訓事項を得て改善点を明らかにする。
事業内容:
①米国内の試験場における日米共同の屋外試験を実施し、試験データを日米間で共有
②日米双方の高出力マイクロ波システムを用いて、電子機器等への高出力マイクロ波の効果を日米共同で評価
実施主体:
(防衛省)防衛装備庁 次世代装備研究所
(米国防省)海軍研究局
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