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統合幕僚監部、オーストラリアで第15回日豪幕僚協議を実施(8月22日)

  • 防衛省関連

2024-8-27 08:30

 統合幕僚監部は令和6(2024)年8月22日(木)、同日にオーストラリアの首都キャンベラにおいて、オーストラリア統合作戦本部と第15回日豪幕僚協議を実施したことを公表した。
 両国司令部間のカウンターパート関係の整理、日豪防衛協力の具体的なアイテムと方向性等について議論され、実務レベルでのさらなる発展を進めていくことで一致した。
 概要は以下のとおり。

第15回日豪幕僚協議の実施について

 8月22日、統合幕僚監部は、オーストラリアのキャンベラにおいて、オーストラリア統合作戦本部(HQJOC: Headquarters Joint Operations Command)との間で、第15回日豪幕僚協議を実施しました。

 オーストラリアは、我が国の国家防衛戦略において、「日米防衛協力に次ぐ緊密な関係を構築」し、「事態生起時には我が国、米国及びオーストラリアが協力することも念頭に置きながら、相互に協議し、後方支援や情報共有等を中心に連携」することと位置付けるインド太平洋地域の「特別な戦略的パートナー」です。

 自衛隊は、2025年3月に陸・海・空自の一元的な指揮を担う統合作戦司令部を創設する予定であり、オーストラリア国防軍において同様の機能を有するHQJOCとの間で相互に理解と信頼を醸成し、連携を強化することは、将来体制を踏まえて中長期的に日豪防衛協力を推進する上で、大きな意義があります。

 統合幕僚長が今年6月にオーストラリアのキャンベラを訪問した際に、前統合作戦本部長ビルトン陸軍中将と会談を行う等、統合幕僚監部とHQJOCはこれまでも着実に日豪連携の強化に注力してきました。

 今回の日豪幕僚会議では、今後の日豪司令部間のカウンターパート関係の整理や、協力の具体的なアイテムと方向性について活発に議論し、平素から事態生起時までを念頭においた実務レベルの日豪防衛協力を一層発展させていくことで一致しました。

 統合幕僚監部は、オーストラリアとの二国間・多国間の防衛協力を通じ、引き続き、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携して参ります。

写真:統合幕僚監部
写真:統合幕僚監部

(以上)

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