木原防衛大臣、陸上自衛隊化学学校OPCW指定ラボ認証記念行事出席などに関する臨時記者会見(9月25日)
- 防衛省関連
2024-9-27 09:10
令和6(2024)年9月25日(水)12時21分~12時27分、木原稔(きはら・みのる)防衛大臣は、陸上自衛隊大宮駐屯地において陸上自衛隊化学学校OPCW指定ラボ認証記念行事出席後の臨時会見を行った。
内容は、以下のとおり。
大臣からの発表事項
陸上自衛隊化学学校OPCW指定ラボ認証記念行事出席について
大臣 :陸上自衛隊化学学校OPCW指定ラボ認証記念行事について申し上げます。本日、陸上自衛隊化学学校が、化学兵器禁止機関(OPCW)指定ラボに認証されたことを記念する式典に出席をし、化学学校の隊員諸君を激励する機会を得ました。
化学学校は、化学防護に関する教育訓練や調査研究を専門的に実施する国内唯一の機関として、化学兵器への対処能力の向上に努めてきました。この度、化学学校がOPCW指定ラボに認証されたこと、防衛大臣として大変嬉しく思っております。
今回の指定ラボ認証により、化学学校は、OPCWからの最新の化学兵器関連情報の入手等も通じ、分析・立証に係る知見・能力を更に高めることができるようになります。今後、化学学校には、OPCWに指定されたラボとして、そうした知見・能力の向上に積極的に取り組み、グローバルな安全保障上の課題への対応や、事態対処能力の向上により一層貢献していくことを期待しております。
また、この場を借りまして、平素から化学学校の活動に御理解・御協力をいただいている地域の方々にも、改めて御礼を申し上げたいと思います。
記者との質疑応答
陸上自衛隊化学学校が目指す今後の役割について
記者 :今回、指定ラボに認証されたことにより、この化学学校が自衛隊の一組織としての位置付けだけではなく、国際的にも注目される組織となると思います。この化学学校が今後目指す姿・役割はどのようなものであるべきだと大臣は考えますでしょうか。
大臣 :今般、陸上自衛隊化学学校は、化学兵器禁止機関(OPCW)から、同機関に対する技術的な協力を行う指定ラボとして認証をされました。
近年、国際的には、シリアにおける化学兵器の使用や、ロシアの反体制派指導者毒殺未遂事件など、化学兵器の使用が指摘される事案が相次いで発生しており、我が国として、化学兵器への対処能力を向上させることは非常に重要となっております。
こうした点も踏まえ、化学学校には、OPCWに指定されたラボとして、化学兵器への対処能力の向上にこれまで以上に積極的に取り組み、軍備管理・軍縮や不拡散に係る取組などのグローバルな安全保障上の課題への対応や、我が国としての事態対処能力の向上により一層貢献していくことを期待しています。
化学学校の研究者増員や組織の体制強化について
記者 :今回の認証を機にですね、化学学校の研究者の増員ですとか、組織の体制の強化、その辺りどのように進めていかれるかお考えございますでしょうか、教えてください。
大臣 :化学学校においては、これまでOPCW指定ラボへの認証に向けて、新たな分析器材の導入であったり、隊員の部外大学院への入校を含む各種の教育研修の充実など化学剤の分析等に係る知見・能力の向上に取り組んでまいりました。
今般のOPCW指定ラボへの認証後においては、引き続きこれらの取組を継続するのに加えて、新たな分析施設の建設や、人員の増員に向けて調整を進めるなど化学学校のより一層の能力向上に向けて取り組むこととしております。
防衛省・自衛隊としては、今後とも、化学学校がOPCW指定ラボとして国際的な軍備管理・軍縮、不拡散の取組や事態対処能力の向上に貢献していけるよう、必要な施設・器材の整備や、増員も含めた人員の確保、教育・研修の充実等に取り組んでいく考えです。
中国による模擬弾頭を搭載したICBMの発射について
記者 :中国国防省が今日午前、訓練用の模擬弾頭を搭載したICBM一発を発射し、太平洋の公海上に着弾させたと発表しました。
中国側によると、年間の訓練計画に基づいたもので、国際法に合致し、いかなる国も対象としていないと主張しておりますが、もし大臣の受止め等ございましたら、お願いいたします。
大臣 :今、御指摘の点につきまして、これは中国国防部の発表は承知をしております。詳細については確認中であり、また、現時点で我が国関係船舶等への被害に関する情報というのはございません。
引き続き、中国軍の動向に関する情報収集・分析を続けるとともに、警戒監視に万全を期してまいります。
(以上)
また、9月26日(木)には防衛省・自衛隊の公式サイト上で、防衛大臣の動静として、陸上自衛隊大宮駐屯地におけるOPCW指定ラボ認証記念式典の模様を以下の通り報告している。
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