木原防衛大臣、レバノンからの邦人等退避に備え、空自輸送機の緊急派遣を命令(9月27日)
- 日本の防衛
2024-10-2 10:28
防衛省は令和6(2024)年9月27日(金)17時34分、木原 稔(きはら・みのる)防衛大臣がレバノンからの邦人等退避に備え、航空自衛隊の輸送機をヨルダンとギリシャに派遣し、待機するよう命じたことを公表した。
イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」との間で戦闘が激化するなか、上川陽子(かみかわ・ようこ)外務大臣からの要請を受けたもので、自衛隊は、航空支援集団司令官を指揮官とする「在レバノン共和国邦人等輸送統合任務部隊」を編成、準備が整い次第、日本を出発する。
外務省は8月5日付けでレバノン全土の危険レベルを「レベル4(退避勧告)」に引き上げている。
在レバノン共和国邦人等輸送準備のための国外待機について
1 現下のレバノン情勢に鑑み、9月27日、外務大臣から、防衛大臣に対し、同国に滞在する邦人等の輸送の実施に必要となる準備行為の要請がありました。これを受け、本日、防衛大臣から、航空自衛隊の輸送機をヨルダン及びギリシャ共和国まで移動させ、待機することを命じました。
2 本命令を受け、航空支援集団司令官を指揮官とする在レバノン共和国邦人等輸送統合任務部隊を編成し、速やかに所要の準備を完了して、各種調整が整い次第、航空自衛隊の輸送機をはじめとする自衛隊部隊をヨルダン及びギリシャ共和国に向け出発させる予定です。
(以上)
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