ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 3月3日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2025-3-5 10:30
防衛省は令和7(2025)年3月3日(月)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、同日時点の最新情報を更新した。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、およそ1週間おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
今回の更新はこちらのとおり。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2025年3月3日時点)
ウクライナ軍がロシア西部クルスク州における作戦及びロシア領内への無人機攻撃を継続する一方、ロシア軍は、ウクライナ東部への攻勢及びウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続しつつ、クルスクへの攻勢を強化している模様です。

※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍:死者約19.8万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者約20万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
:死傷者86万人以上(英国防省25年2月28日)
ウクライナ軍:死者4.3万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者約8万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
ウクライナ市民:死者12,654人以上、負傷者2万9,392人以上(UN25年2月21日)
戦況など
・イギリス国防省は、ロシアの死傷者数は3年間で86万人以上にのぼるとし、ロシア指導部が死傷者の多さを顧みないこと、ロシア地上軍がウクライナ軍に対して数的に優位であることが、継続的な攻撃を支えていると指摘(2月24日)
・ウクライナ空中攻撃部隊は、ポクロウスク‐ドニプロ間の兵站線付近に位置するドネツク州コトリネについて、ロシア軍から奪還したと発表(2月26日)
・ロシア国防省は、クルスク州において、2月21日にスヴェルドリコヴォ、26日にオルロフカ、ポグレプキを奪還したと発表
・ロシア国防省は、2月21日にドネツク州ナディイウカ、同州ノヴォシルカ、同州ノヴォオチェレトゥヴァテ、22日にルハンスク州ノヴォリュビウカ、23日にドネツク州ウラクリ、同州ノヴォアンドリイウカ、24日にハルキウ州トポリを解放したと発表
・ウクライナ空軍は、22日から23日にかけて、ロシア軍がShahed型攻撃無人機及び様々な囮無人機×267機でウクライナを攻撃したと発表。ゼレンスキー大統領は、イラン製無人機の使用開始以来、最大の無人機攻撃であった旨表明(2月23日)
・ウクライナ空軍は、22年2月24日以降、ロシア軍の航空機×370機、ヘリ×331機、弾道ミサイル:「キンジャル」×40発、「イスカンデルM/KN-23」×95発、巡航ミサイル:「カリブル」×550発、「イスカンデルK」×95発、Kh-101/Kh-55sm/Kh-555×1,801発、Kh-59/69×460発、その他ミサイル×25発、Shahed型攻撃無人機×14,286機、偵察用無人機×6,900機を撃墜したと発表(2月24日)
・ウクライナ空軍は、25日から26日にかけて、ロシア軍がShahed型等の無人機×177機でウクライナを攻撃したと表明。ウクライナ最大のエネルギー企業DTEKは、ドニプロペトロウシク州のエネルギー施設が被害を受けたと発表(2月26日)
・ウクライナ対外情報庁長官は、ロシアが25年に、700万発以上の弾薬や迫撃砲弾、約3,000発の長射程ミサイルを生産する計画であると発言(2月23日)
・ウクライナ情報総局長は、北朝鮮製ミサイルについて、ロシア専門家により改良され精度が向上しており、今年は148発がロシアに供給されると発言。また、ロシアが使用する弾薬の半数が北朝鮮製であると指摘(2月23日)
•韓国メディアは、2月第1週から北朝鮮軍がクルスク州の前線に再び投入され、一部追加派兵もあったと見られると韓国国情院が明らかにしたと報道。他方、米当局者によれば、これまで追加派兵の動向は見られないとしてきた米国防省の立場に変化はないと報道(2月27日)
資料源:ウクライナ政府機関ウェブサイト、ロシア大統領府ウェブサイト、ISW等
(以上)
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