ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 3月10日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2025-3-11 17:36
防衛省は令和7(2025)年3月10日(月)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新した。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、およそ1週間おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
今回の更新はこちらのとおり。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2025年3月10日時点)
ウクライナ軍が露西部クルスク州における作戦及び露領内への無人機攻撃を継続する一方、露軍は、ウクライナ東部への攻勢及びウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続しつつ、クルスクへの攻勢を強化している模様です。

※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍:死者約19.8万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者約20万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
:死傷者87万人以上(英国防省25年3月5日)
ウクライナ軍:死者4.3万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者約8万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
ウクライナ市民:死者12,654人以上、負傷者2万9,392人以上(UN25年2月21日)
戦況など
・ウクライナ情報総局副局長は、昨今、ロシアの攻撃数等が減少しているが、これは更なる攻撃計画、兵員の訓練、弾薬の補充等のためである旨言及。また、対ウクライナに投入されているロシアの陸上兵力は、20万人以上の突撃部隊を含む62万人であると発言(3月3日)
・英国防省は、2025年2月のロシア死傷者数は、1月よりも1.3万人少ない約3.5万人であり、減少の理由はロシアの攻勢減少を反映している可能性と指摘(3月5日)
・韓国メディアは、ウクライナ情報総局長らと面会した韓国議員によれば、北朝鮮兵士は死者約400人、負傷者約3,600人であるほか、約1,500人が第2陣として派兵され、さらに約3,500人がロシア極東地域の5か所で訓練中と報道(3月5日)
・ロシア国防省は、クルスク州において、2月28日にニコリスキー、ノヴァヤ・ソロチナ、奪還したと発表
・ロシア国防省は、3月1日にドネツク州スクドネ、6日にドネツク州アンドリイウカを解放したと発表
・ウクライナ軍総司令官は、ロシアが3月1日に、クラスター型の弾道ミサイル「イスカンデルM」により、ドニプロペトロウシク州にあるウクライナ陸軍の演習場を攻撃し、死傷者が発生したと表明。ロシア国防省も同攻撃を実施した旨発表(3月4日)
・ゼレンスキー大統領は、まず第一に、エネルギー・民間インフラに対する攻撃停止(ミサイル、爆弾、長距離無人機の使用停止)及び海上での停戦(黒海における軍事作戦停止)により、ロシアが終戦の必要性を認識しているか確認する必要があると表明(3月6日)
・ウクライナ無人システム部隊司令官は、2024年にウクライナが、220万機の小型FPVドローン、10万機の長距離無人機を製造したと発言(3月5日)
資料源:ウクライナ政府機関ウェブサイト、ロシア大統領府ウェブサイト、ISW等
(以上)
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