IHIエアロスペースとアリアングループがSSA地上光学観測所の運用等に関する協力契約書を締結(4月2日)
- 日本の防衛
2026-4-6 11:21
株式会社IHIエアロスペースは、令和8(2026)年4月2日(木)、アリアングループとSSA地上光学観測所の運用等に関する協力契約書を締結したことについて、以下のとおり発表した。
IHIエアロスペースとアリアングループがSSA地上光学観測所の運用等に関する協力契約書を締結
IHIグループの株式会社IHIエアロスペース(以下、IA)とArianeGroup SAS(以下、アリアングループ)は、宇宙状況把握(SSA:Space Situational Awareness)の分野において、共用のSSA地上光学観測所をIHI相生事業所内に設置し、本観測所の運用等に関する協力契約書を、4月1日、東京にて締結しました。
この観測所には光学望遠鏡が設置され、静止軌道および低軌道にある宇宙物体の観測を行い、取得データは両社でそれぞれ活用されます。両社は、それぞれが保有する光学望遠鏡によるSSA分野の観測実績と技術力を活かし、施設および観測データを共用しつつ、社会課題解決や宇宙安全保障への一層の貢献を目指します。
<両社からのコメント>
IA 代表取締役会長 仲俣 千由紀
「このたびアリアングループとのSSAの共用の光学観測所に関する協力契約書を締結できたことを大変嬉しく思います。当社は、イプシロンロケットをはじめとした宇宙輸送や宇宙インフラなどの事業を行っており、宇宙システムの安定性確保へ貢献するためにSSAにも取り組んでいます。今回、アリアングループと協力して日本国内に共用光学観測所を建設し運用する契約を締結したことは、日本の観測能力向上と日仏間での国際協力にも資する有意義なものだと理解しています。アリアングループおよび関係機関のご協力に感謝申し上げます。」
アリアングループ CEO クリストフ・ブリュノー氏
「IHIエアロスペースとSSA地上光学観測所に関する協力契約を締結できたことを大変嬉しく思います。この地上局は我々のHelixネットワークの観測範囲を静止軌道から低軌道まで広げ、観測能力を強化するものです。またこの地上局は新型のセンサーを3基搭載する16番目の光学観測所で、防衛ならびに商用衛星を運用するお客様に対して自律的な宇宙状況監視に必要なデータならびにツールを提供するものです。」
IAのSSAへの取り組みについて:
IAは、日本を代表する宇宙機器メーカーとして、宇宙輸送事業や宇宙インフラ事業に加え、SSAの分野にも取り組んでいます。群馬県南牧村および兵庫県相生市(IHI相生事業所内)の2か所にSSA観測所を有し、静止軌道帯の観測を行い、そのデータを販売するビジネスを実施しています。今後、低軌道を含む観測・分析・運用能力を強化し、観測データ提供サービスの拡大や観測システムの提供を視野に、研究開発および基盤整備を進めていきます。
アリアングループのSSAへの取り組みについて:
防衛あるいは民間の観測衛星は、作戦行動の監視や行動予測にますます利用されるようになってきました。宇宙物体のファインチューニングや高付加価値のある情報収集は将来の発展への道を開くための必要条件で、こうした機能は、リスクの増大が特徴的な状況下における監視や追跡に関する衛星運用者の要求に合致するものです。アリアングループは宇宙状況監視ネットワークを開発し、展開しています。Helixと呼ばれるこのネットワークは、全世界に分散配置された多様な光学センサーで構成され、コマンド&コントロール中央指揮所(C2)に接続されています。光学観測の最新の技術が組み込まれたこのシステムは、人工知能を使って高速な自動処理が可能です。アリアングループの資金によってHelixは、24時間365日稼働し、リアルタイムに位置情報サービス、特に軌道上マニューバに関する解析情報を提供しています。
(以上)
◎下の[次の記事][前の記事]ボタンで、日本の防衛に関するニュース記事を次々にご覧いただけます。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 令和8年春の褒章 防衛関係の受章者5名を発表(令和8年4月28日)
- 人事発令 4月17日・20日付け、1佐人事(陸自1名、海自4名)
- 《ニュース解説》自衛隊ヘリの “巨大バケツ” 火災の森に撒く水は1度に数トン
- 防衛省関係者960名が受章 第46回危険業務従事者叙勲(令和8年4月11日)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを発表(3月3日)
- 「自衛官の処遇改善パンフレット」令和8年度版を公表、防衛大臣がメッセージ(4月17日)
- 佐賀駐屯地に建設する隊員用宿舎の工事概要を発表(4月17日)
- 5月17~22日、陸上総隊演習(南西)を実施予定。その概要と日米合同委員会合意について公表(4月24日)
- 人事発令 令和8年3月23日付け、将補人事(陸自26名、海自20名、空自11名)
- 防衛装備庁、「第4回空戦AIチャレンジ」の結果解説動画を公開(2026年4月24日)
- 人事発令 4月17日・20日付け、1佐人事(陸自1名、海自4名)
- 「自衛官の処遇改善パンフレット」令和8年度版を公表、防衛大臣がメッセージ(4月17日)
- 《特集》護衛艦「もがみ」型の機雷戦── 海外での掃海任務にも速やかに対応できる
- 10式戦車が射撃訓練中に砲弾破裂 隊員3名死亡、1名負傷(4月21日)
- 《ニュース解説》自衛隊ヘリの “巨大バケツ” 火災の森に撒く水は1度に数トン
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを発表(3月3日)
- 人事発令 令和8年3月23日付け、将補人事(陸自26名、海自20名、空自11名)
- 佐賀駐屯地に建設する隊員用宿舎の工事概要を発表(4月17日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 令和8年春の褒章 防衛関係の受章者5名を発表(令和8年4月28日)
- 《寄稿》イラン革命防衛隊の “日本製ミサイル艇” —— 監視艇「つばさ」の数奇な運命
- 人事発令 4月1日付け、1佐職人事(陸自5名、海自9名、空自26名)
- 人事発令 4月17日・20日付け、1佐人事(陸自1名、海自4名)
- 人事発令 4月7日付け1佐職人事(陸自1名)、8日付け1佐人事(陸自3名、海自1名、空自4名)
- 人事発令 4月2日付け、1佐人事(空自1名、陸自3名)
- 「自衛官の処遇改善パンフレット」令和8年度版を公表、防衛大臣がメッセージ(4月17日)
- 人事発令 3月31日・4月1日付け、指定職等人事(4名)
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを発表(3月3日)
- 《特集》護衛艦「もがみ」型の機雷戦── 海外での掃海任務にも速やかに対応できる
- 《解説》陸自の空中火力を変える「多用途UAV」──令和8年度防衛予算で調達か?


