連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議の概要を10カ国合同発表 米コロラドで4月17日に開催
- 日本の防衛
2026-5-27 09:00
防衛省は令和8(2026)年5月22日(金)16時30分、同年4月17日に実施された連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議の概要について以下のように発表した。
連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議概要について
防衛省・自衛隊は、2023年から、宇宙安全保障に関する議論を実施する多国間の枠組である連合宇宙作戦イニシアチブ、通称CSpO(シースポ)イニシアチブに参加しています。
連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブは、現在オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ニュージーランド、ノルウェー、イギリス及び米国が参加する枠組であり、本年4月17日に実施された連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議の概要について、別添の通り10カ国合同で発表することとなりました。
別添:連合作戦の促進に向けた連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議の開催について(仮訳)
2026年4月17日、米国コロラド州コロラドスプリングスにおいて、連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議が開催された。オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ニュージーランド、ノルウェー、英国及び米国の高級代表が出席し、急速に変化する宇宙領域の安全保障環境への対応について協議を行った。
各国代表は、宇宙領域が一層複雑化し、かつ安全性が低下しているとの認識を共有した。宇宙システムが各国の経済及び社会を支える基盤である一方で、宇宙空間は、攻撃的能力の開発を継続し、我々の共通の利益を危険にさらす主体により、競争が一層激化している状況にある。
変化する国際的な安全保障環境により生じる喫緊性を踏まえ、各国代表は、本イニシアチブが引き続き目的に適合したものであり続けることを確保するため、その取組の在り方を見直すことで一致した。今後、各参加国は、宇宙空間へのアクセス及び利用の自由を保護・防護するため、本イニシアチブの活動の一層の重点化及び整合化を図ることとした。
CSpOイニシアチブは、連合作戦を支える能力の向上に向けた取組を一層強化し、特に多国間の取組「オリンピック・ディフェンダー作戦(MNF-OOD)」に重点を置くこととした。MNF-OODは、宇宙空間における悪意ある行為に対する抗たん性及び抑止の強化に向けた取組を同調させるため、2013年に創設されたものであり、最近では、宇宙システムに対する脅威を含め、宇宙における事象の探知に関する同盟国の共同能力を実証することに成功した。こうした多国間の取組を連携させることにより、CSpOイニシアチブは、敵対的な宇宙活動に対応するための共同での安全確保及び運用上の即応性の向上を図る。
各国代表者は、CSpOの戦略目標に関する進捗を確認するとともに、本イニシアチブが変化する安全保障環境に引き続き適切に対応し得るものであることを確保するため、2026年12月にノルウェー王国オスロにおいて再び会合を開催する予定である。
(以上)
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