防衛省、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況を更新(9月30日)
- その他
2024-10-4 09:47
防衛省は令和6(2024)年9月30日(月)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新した。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、およそ1週間おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
今回の更新はこちらのとおり。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2024年9月30日時点)
ウクライナ軍がロシア西部クルスク州への越境攻撃を実施する一方、ロシア軍は、同攻撃に対応しつつも、ウクライナ東部への攻勢及びウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続している模様です。
※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍
:死者約18万人(ゼレンスキー大統領24年2月25日)
:死者約20万人、負傷者約40万人(ウォール・ストリート・ジャーナル24年9月17日)
:死傷者61万人以上(英国防省24年9月17日)
ウクライナ軍
:死者約3.1万人(ゼレンスキー大統領24年2月25日)
:死者約8万人、負傷者約40万人(ウォール・ストリート・ジャーナル24年9月17日)
ウクライナ市民
:死者10,582人以上、負傷者1万9,875人以上(国際連合24年2月22日)
戦況など
•プーチン大統領は、23年に合計で約14万機の無人機が軍に供給されたところ、24年は同生産が約10倍に増加する予定であると発言(9月19日)
・ウクライナ軍情報総局は、同国軍が、ロシアクラスノダル地方チホレツクの軍事兵器庫を破壊したとし、北朝鮮からのものも含む少なくとも2トンの弾薬が保管されていたと発表。また、トヴェリ州オクチャブリスキー村近くの第23兵器庫も攻撃したとし、両兵器庫で火災と爆発を確認したと表明(9月21日)
・英国防省は、ウクライナ軍増援等が、ポクロウスク方面における先週のロシア軍進軍の減速に貢献した可能性が高いと指摘(9月23日)
・ウクライナ空中攻撃部隊は、第95空中攻撃旅団の部隊が新たな地点(具体的な地点は未発表)でロシア国境に越境したとし、これはロシア・クルスク地方での作戦開始以来、2度目の作戦成功であると発表。ロシア国防省は、クルスク地方ノヴィ・プチ村方面で発生したウクライナ軍によるロシア国境越境の試みを2度撃退したと発表(9月23日)
・ウクライナ偽情報対策センター長は、18日にウクライナの攻撃を受けたロシアトロペツ市の武器庫について、2~4か月分の弾薬が保管されていたとし、非常に重要な成功であると表明(9月23日)
・ウクライナ偽情報対策センター長は、ドネツク州ヴフレダル市について、高所にあり以前は容易に防衛できたが、誘導爆弾により破壊され、ロシアが側面を移動することに成功と発言(9月24日)
・ゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争は一部の人々が考えているよりも早く終結する可能性があると発言。他方、ロシア大統領報道官は、自分たちが設定した目的を達成する以外の選択肢はないと表明(6月、ロシア大統領が4州からのウクライナ軍完全撤退、NATO加盟放棄に言及)(9月23日、24日)
・米国務省は、ウクライナに対し高機動ロケット砲システム(HIMARS)用弾薬や対戦車ミサイル等を含む3億7,500万ドルの追加軍事支援を提供すると発表(9月25日)
・英メディアは、ロシア軍事企業が中国で、新型攻撃型無人機「Garpiya‐3」(約2,000km飛行可能)を中国の専門家の支援のもと開発し、中国の工場での大量生産を計画していると報道(9月25日)
・ロシア国防省は、25日にドネツク州ホストレ村、26日に同州ウクラインスク村を解放したと発表
資料源:ウクライナ政府機関ウェブサイト、ロシア大統領府ウェブサイト、ISW等
(以上)
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