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JA2024速報──ロッキードマーティン[W4-019]

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2024-10-17 08:00

2024年10月16日から19日まで開催される「2024国際航空宇宙展」(JA2024)。主要出展ブースの展示内容を、短い記事にまとめてでお届けしよう。井上孝司 INOUE Koji

日の丸を付けたF-35B。すでに配備が進んでいるF-35Aではなく、護衛艦「いずも」「かが」への搭載運用が予定され、これから日本向けの機体が登場するF-35Bの模型を持ってきたところがミソ 写真:井上孝司

 ロッキード マーティンは、ステルス戦闘機F-35ライトニングⅡや新型イージス艦に搭載されるフェイズド・アレイ・レーダーSPY-7でよく知られている。

 今回の展示ブースで目を引いたのは、F-35Bとステルス無人機の模型だ。しかしそれだけではない。輸送ヘリコプターCH-53Kキングスタリオンの模型、そしてAN/SPY-7(V)2レーダーを搭載するスペイン海軍向けF-110型フリゲート(ボニファス級)の模型が展示されている。

 AN/SPY-7といえば、日本が建造中のイージス・システム搭載艦(ASEV : Aegis System-Equipped Vessel)が搭載するAN/SPY-7(V)1だが、これは艦の現物がないし、レーダーは試験中。そこで完成品の想像図が掲出されている。描かれているのはASEV単独ではなく、イージス護衛艦とネットワーク化して一緒に交戦するイメージだ。ASEVとイージス護衛艦の間で相互運用性が成立していることを示すものである。

展示ブースの壁面に展示されたイメージイラスト。日本が建造中のイージス・システム搭載艦(ASEV)とイージス護衛艦の相互運用性をアピール 写真:井上孝司

(以上)

井上孝司INOUE Koji

1966年7月生まれ、静岡県出身。1999年にマイクロソフト株式会社(当時)を退社してフリーライターに。現在は航空・鉄道・軍事関連の執筆を手掛けるが、当初はIT系の著述を行っていた関係でメカ・システム関連に強い。『戦うコンピュータ(V)3』『現代ミリタリーのゲームチェンジャー』(潮書房光人新社)、『F-35とステルス』『作戦指揮とAI』『軍用レーダー』(イカロス出版、わかりやすい防衛テクノロジー・シリーズ)など、著書・共著多数。『Jウイング』『新幹線エクスプローラ』『軍事研究』など定期誌や「マイナビニュース」「トラベルウォッチ」などのWEBメディアにも寄稿多数。

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