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用語集 英字 N〜Z

  • 用語集

2024-4-1 01:00

NBC偵察車 【えぬびーしーていさつしゃ】
NBCとは核(Nuclear)、生物(Biological)、化学(Chemical)の意味。これらの物質で汚染された地域での偵察活動を任務とし、放射線の測定、有毒化学剤および生物剤の検知、識別機能をもって汚染状況を解明する。

OH-1観測ヘリコプター 【おーえいち1かんそくへりこぷたー】
純国産の陸上自衛隊の観測ヘリコプター。昼夜問わず地上部隊の状況を探知、認識することができる。機体本体の幅が1メートルしかないためレーダー反射面積が小さく、目視で発見される確率も低い。

P-1哨戒機 【ぴー1しょうかいき】
警戒監視や対潜能力を持つ純国産の哨戒機。パイロットの操作を光信号に変換する、フライ・バイ・ライト・システムを、実用機として世界で初めて採用した。国内開発のIHI F7ターボファンエンジンを搭載し、低燃費で静粛性に優れる。新型センサーにより小型目標の識別能力が向上した。

P-3C哨戒機 【ぴー3しーしょうかいき】
日本周辺海域における警戒監視を行う海上自衛隊の航空機。潜水艦の捜索・追尾には、水中の音を探知するソノブイを用いる。現在約半数以上の機体が衛星通信装置を搭載している。
PHOTOEX 【ふぉといーえくささいず】
各国の海軍が共同訓練などを実施した際、艦隊を組んで撮影を行うミッション。撮影用の隊列を組み、映像や写真の効果的な構図を決定し、撮影する訓練。艦隊運動の基礎であり、基本的な訓練の一つにも数えられる。

RIMPAC 【りむぱっく】
環太平洋合同演習(RIM of the PACific exercise)の略で、アメリカ海軍が主催し、各国海軍を迎えて行われる大演習。1971年に始まり、1980年代以降は2年に1度開催されている。海上自衛隊は1980年以来参加しており、これは非英語圏の国から初の参加であった。

SeaRAM 【しーらむ】
高性能20mm機関砲(CIWS)の機関砲を近接防空用のミサイル発射機に取り替えた個艦防空用の兵装で、「いずも」型の護衛艦に搭載されている。11連装で複数目標に対応でき、艦からの誘導がなくても自動で目標を追尾する。

SH-60J哨戒ヘリコプター 【えすえいち60じぇいしょうかいへりこぷたー】
艦艇や潜水艦などを探す「哨戒」を行う海上自衛隊のヘリコプター。一部の機体は、赤外線監視装置や敵のミサイルを感知する自機防御装置などを追加装備している。また、7.62mm機関銃および防弾板などの搭載が可能。

SH-60K哨戒ヘリコプター 【えすえいち60けーしょうかいへりこぷたー】
SH-60J哨戒ヘリコプターをベースに改造開発された回転翼哨戒機。魚雷や対潜爆弾、空対艦ミサイルを搭載している哨戒ヘリコプター。夜間や悪天候下でも安全に着艦できる着艦誘導支援装置を装備しており、着艦時の操縦士の負担を大幅に軽減できる。

SM-2 【えすえむ2】
SM-2の「SM」とはスタンダードミサイルの略称であり、艦船などから発射される艦載用防空ミサイル。護衛艦「こんごう」型や「あたご」型が装備している。

SM-3 【えすえむ3】
スタンダードミサイルSM-2ERブロックⅣを原型に、弾道ミサイル迎撃用に開発された。一般的なミサイルのように目標至近で爆発して弾片により目標を撃墜するのではなく、先端に収められたキネティック弾頭(KW)を放出、目標を直撃することで撃墜する。現在ロケットモーターの直径を大型化、能力を向上させたブロックⅡAの配備が始まっている。

SPY-6レーダー 【すぱい6れーだー】
アメリカのレイセオン社が開発した新型のフェーズドアレイ・レーダー。今後イージス艦のSPY-1を代替していく多機能レーダーであり、アーレイ・バーク級フライトⅢに装備されるSPY-6(V)1をはじめ、強襲揚陸艦やドック型輸送揚陸艦に装備される回転式の(V)2、ジェラルド・R.フォード級原子力空母に装備される3面セットの(V)3、アーレイ・バーク級の近代化改修で装備される(V)4など、さまざまな艦種に装備されるバリエーションがある。

SPY-7レーダー 【すぱい7れーだー】
アメリカのロッキード・マーチン社が開発した新型のフェーズドアレイ・レーダー。地上配備型の弾道ミサイル迎撃システム用のレーダーとして開発され、日本もイージス・アショア用のレーダーとして採用した。その後艦載型のSPY-7(V)2も開発され、日本のイージス・システム搭載艦や、カナダ、スペインも採用を予定している。

T-400輸送機・救難機等基本操縦練習機 【てぃー400ゆそうき・きゅうなんきとうきほんそうじゅうれんしゅうき】
輸送機や救難機などのパイロットを養成するために使用される、航空自衛隊の基本操縦練習機。操縦者間などで意思疎通を図るクルー・コーディネーションの教育に適している。

T-4中等練習機 【てぃー4ちゅうとうれんしゅうき】
航空自衛隊のパイロットを養成する訓練を行う際に使われる純国産の中等練習機。基本操縦課程で使用される。キャノピー破砕式の脱出装置や機上酸素発生装置を備え、さらに垂直尾翼などに炭素系複合材などの新技術を採用しており、信頼性、整備性に優れている。アクロバット飛行を行う「ブルーインパルス」の機体は、T-4を戦技研究のために改良したものを使用している。

T-5練習機 【てぃー5れんしゅうき】
1989年に運用が開始された海上自衛隊の練習機。座席は、教官と学生が並んで座れるよう横並びに配置されている。学生だけでなく、海自小月航空基地にあるアクロバット飛行チーム「ホワイトアローズ」も使用している。

T-7初等練習機 【てぃー7しょとうれんしゅうき】
航空自衛隊のパイロットを目指す学生が最初に乗る練習機で、基本飛行教育で使用される。ジェットエンジンの一種であるターボプロップ・エンジンが搭載され、飛行性能の向上と騒音の低減が図られている。

TC-90練習機 【てぃーしー90れんしゅうき】
徳島県の海上自衛隊第202教育航空隊で使用される練習機。航空機の姿勢、高度、位置および針路を計器のみに依存して飛行する計器飛行の教育に必要な各種機器を搭載し、主に学生の教育に使われている。

TH-480B 【てぃーえいち480びー】
2013年から学生教育に使用されている、陸上自衛隊の訓練用ヘリコプター。視認性重視のため、陸自としては珍しいブルーの塗装になっている。北宇都宮駐屯地(栃木県)や明野駐屯地(三重県)の教育機関に配備されている。

U-125A救難捜索機 【ゆー125えーきゅうなんそうさくき】
飛行スピードを生かして遭難者をいち早く発見する、航空自衛隊の救難捜索機。捜索レーダーと赤外線暗視装置を搭載し、高い探索能力を誇る。援助物資投下機構を装備することにより、援助機能が向上している。

U-125飛行点検機 【ゆー125ひこうてんけんき】
電波により航空機の航行を援助するための施設である、自衛隊の航空保安無線施設の機能の状態を点検する航空機。低高度から高高度までの飛行点検が可能で、自動飛行点検装置を搭載している。

U-4多用途支援機 【ゆー4たようとしえんき】
アメリカのガルフストリーム社が開発したジェット機と同じ型の多用途支援機。最新の計器表示システム、航法装置などを装備しており、指揮連絡、小型で比較的軽い貨物などの空輸や、訓練の支援などに使われる。

UH-1J多用途ヘリコプター 【ゆーえいち1じぇいたようとへりこぷたー】
陸上自衛隊が装備する多用途ヘリコプター。人員や物資の輸送や、迅速に部隊を移動させたり、地上部隊と密接に協力して偵察、警戒、戦闘行動などを行うために使用される。「UH-1H」のエンジンが変更になり、基本性能が向上した。

UH-60JA多用途ヘリコプター 【ゆーえいち60じぇいえいへりこぷたー】
航空輸送や災害派遣、空中機動作戦などに使用する陸上自衛隊のヘリコプター。悪天候や夜間でも活動できるよう、赤外線暗視装置や航法気象レーダーなどを備えている。

UH-60J救難ヘリコプター 【ゆーえいち60じぇいきゅうなんへりこぷたー】
アメリカの多用途ヘリコプターUH-60Aの航空自衛隊救難機向けの改造機。赤外線暗視装置、気象レーダーなどを搭載。また、航続距離が長いので救難区域も広いなどの特徴を有する。

US-2救難飛行艇 【ゆーえす2】
洋上での行方不明者の捜索・救難などを任務とする海上自衛隊の水陸両用の航空機。US-1Aの後継機で、性能や居住空間性が大幅に向上している。主要装備品として、ゴムボートや救護器材、赤外線暗視装置などがある。
[主要諸元]全幅:33.2m 全長:33.3m 全高:9.8m エンジン:ロールス・ロイスAE2100J×4基 プロペラ:ダウティR414 最大離陸重量:47.7t(滑走距離490m) 最大着陸重量:47.7t(滑走距離1,500m) 最大離水重量:43.0t(水上滑走280m) 最大着水重量:43.0t(水上滑走330m) 航続距離:4,700km以上 巡航高度:6,100m以上 巡航速度:480km/h以上 最大速度:580km/h以上 乗員:11名

Y-9情報収集機 【わい9じょうほうしゅうしゅうき】
中国軍が運用するスパイ機。Y-9(運-9)ターボプロップ輸送機の派生型で、レーダー情報、通信情報などの収集を行うとみられる。日本周辺を飛行中に航空自衛隊の対領空侵犯措置任務の対象となることがある。Y-9輸送機の派生型はこの他にKJ-500早期警戒機などがある。

◎防衛省・自衛隊 用語集(https://www.mod.go.jp/j/press/shiritai/glossary.html)を編集・加工して作成。本サイトで別途加えた用語も含まれる

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