報道官、5月17日の記者会見 日米2+2、T-4後継機など
- 防衛省関連
2024-5-25 17:22
  令和6(2024)年5月24日(金)16時00分から、防衛省A棟10階会見室において報道官による記者会見がおこなわれた。 
  報道官からの発表はなく、以下の通り、記者への質問に報道官が回答した。 
記者との質疑応答
2+2の開催日程、T-4後継機の日米共同開発について
記者 :一部報道で、日米「2+2」(日米安全保障協議委員会)を7月開催で調整中ということを報じられていますが、事実関係と調整状況について教えてください。あわせて、4月の日米首脳会談で合意されたジェット練習機の共同開発に向けた作業部会など、防衛協力の具体化に向けた「2+2」で期待される成果について、防衛省の見解を教えてください。
  報道官  :まずは、次回の日米、いわゆる「2+2」の日程等でございますけれども、日米間で緊密に連絡調整を行っている段階でございますので、現時点では何ら決まっていない、ということでございます。従いまして、これから申し上げることはあくまで一般論ということになるわけでございますけれども、本年4月の日米首脳会談におきましては、米軍と自衛隊の相互運用性の強化のため、日米それぞれの指揮・統制枠組みを向上させることや、あるいは装備技術協力におきます新たな取組などを含めまして、安全保障・防衛協力を拡大・深化していくことで一致したものと承知をしているところでございます。日米のいわゆる「2+2」を通じまして、この新しい関係を発展させることとされているところでございますので、これらも踏まえまして、しっかりと議論の具体化などに取り組んでまいりたいと、このように考えておるところでございます。 
  それから、T-4後継機につきまして、若干御質問の中でございましたので、併せてお答えしたいと思いますけれども、T-4後継機につきましては、その取得の在り方を含めまして現在検討中という状況でございますので、現時点で何ら結論を予断するものではまずない、ということでございますが、その上で4月の日米首脳会談におきましては、いわゆる日米共通のジェット練習機といった最先端技術の共同開発・生産の機会を追求するというふうにされたところでございますので、これを受けまして、日米の作業部会を設置するというふうにされているわけでございます。今後この内容につきまして、日米間で議論してまいりたい、このように考えておるところでございます。 
普天間代替施設の建設に伴うサンゴ類の移植について
記者 :普天間飛行場代替施設建設事業に伴うサンゴ類の移植について伺います。本日にも作業に着手するということなんですけれども、現在の作業状況について教えてください。
報道官 :沖縄防衛局によりますサンゴ移植の特別採捕許可申請につきましては、昨日、沖縄県知事による許可がなされたものだと承知をしております。許可をされましたサンゴ類の移植につきましては、所要の準備が整ったことから、本日午後、移植を開始したものと報告を受けているところでございます。防衛省といたしましては地元の皆様に丁寧な説明を引き続き行いながら普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現するため、自然環境や住民の生活環境にも十分に配慮しつつ、辺野古移設に向けた工事を着実に進めていきたいと、このように考えているところでございます。その上で、サンゴ類の移植につきましても、沖縄防衛局におきまして、今後適切に行っていくものだと承知をしているところでございますけれども、更なる詳細につきましては担当部局の方にお尋ねいただければと思います。
以上
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