防衛装備庁の石川長官、着任にあたり挨拶を更新(7月19日)
- 防衛省関連
2024-7-24 16:02
令和6(2024)年7月19日(金)、同日付けで新たに防衛装備庁長官に着任した石川武(いしかわ・たけし)長官は、防衛装備庁公式サイトの「長官挨拶」を更新した。
石川氏は防衛研究所長からの昇任。長官の職を、深澤雅貴(ふかさわ・まさき)前長官から引き継いだ。
挨拶の内容はこちらのとおり。
防衛装備庁について 長官挨拶
防衛装備庁のホームページをご覧いただきありがとうございます。
防衛装備庁は、2015年、防衛大臣の下に設置され、防衛力の物的側面である防衛装備について、防衛産業と協力しつつ、研究開発、調達、補給、管理、国際協力などを行っています。国営工場を持たない我が国においては、防衛産業が、防衛生産・技術基盤として、防衛装備の研究開発・生産、維持・整備を一手に担っており、防衛産業は共に防衛を担うパートナーと言えます。
2022年に策定された、「国家安全保障戦略」、「国家防衛戦略」などいわゆる安保三文書では、防衛生産・技術基盤はいわば防衛力そのものと位置付けられています。防衛装備庁は、防衛生産・技術基盤を担う防衛産業と、防衛省・自衛隊の橋渡しの役割を果たしています。
2023年には防衛生産基盤強化法が施行されました。この法律に基づき、防衛装備庁は、防衛装備の安定的な供給・整備のため、サプライチェーンの強靭化、製造工程の効率化、サイバーセキュリティーの強化などについて、防衛産業と協力しながら推進してまいります。また、国際協力を強化することで我が国の安全保障を一層確かなものにするため、同盟国や同志国などとの装備協力を適切に進めてまいります。
このように、防衛産業と協力し、防衛生産・技術基盤の強化および国際装備協力の強化を図ることは、防衛力の抜本的強化とあいまって、抑止力を高め、戦争を未然に防ぎ、厳しさを増す国際情勢の中でもゆるぎない我が国の安全保障を確保することにつながると考えています。なお、防衛産業との協力にあたっては、高いコンプライアンス意識を持ち、法令を厳守することは当然です。
防衛装備庁は、現在、約2100名の職員(事務官・技官約1700名、自衛官約400名)を擁し、また、長官官房、装備・技術・調達に係る5つの部、航空・陸上・艦艇装備などに係る4つの研究所、3つの試験場など、多様な組織により構成されています。防衛装備庁では、このような多様性のある職員、組織が一致団結して働き、我が国の平和と安全をしっかりと守ってまいります。
皆様におかれては、ぜひ防衛装備庁の仕事を知り、関心を寄せていただきたくお願い申し上げます。
また、防衛事業をなさっている企業の皆様、防衛事業を始めてみたいと考えている企業の皆様、相談事があれば防衛装備庁の窓口にぜひ御相談ください。防衛装備庁は皆様のお力になれるよう全力を尽くしてまいります。
2024年7月19日 防衛装備庁長官 石川 武
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 人事発令 10月21日付け、指定職・書記官人事
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 防衛装備庁発令 10月21日付け人事(防衛事務官2名、防衛技官1名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 在日米海兵隊 第3海兵遠征軍、10月27日に東富士演習場でハイマース実弾射撃訓練を実施予定(10月20日)
- 小泉防衛大臣が就任会見 防衛費、自衛隊の定員不足など広範な質問に回答(10月22日)
- 人事発令 3月24日付け、1佐人事(陸自87名、海自81名、空自86名)
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 小泉防衛大臣が陸上総隊司令部視察後に臨時会見 「隊員とその家族を守り抜く覚悟」を語る(10月23日)
- 《特集:ブルーインパルス》飛行展示と飛行条件の基礎知識
- 人事発令 10月21日付け、指定職・書記官人事
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 在日米海兵隊 第3海兵遠征軍、10月27日に東富士演習場でハイマース実弾射撃訓練を実施予定(10月20日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将人事(陸自7名、海自5名、空自7名)
- 石破内閣が総辞職・高市内閣が発足 新たな防衛大臣は小泉進次郎氏(10月21日)
- 自衛隊統合演習、10月20日から全国規模で実施へ 日米豪も参加
- 人事発令 3月24日付け、1佐人事(陸自87名、海自81名、空自86名)
- 陸上自衛隊、令和7年度の主要訓練・演習スケジュールを発表
- 《特集:ブルーインパルス》飛行展示と飛行条件の基礎知識
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 防衛省関係者956名が受章:第45回危険業務従事者叙勲(令和7年10月11日)
- 人事発令 10月21日付け、指定職・書記官人事
- 《ニュース解説》陸自の新型装輪装甲車「AMV XP」を知る
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 《ニュース解説》陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開 本命は国産SUV?
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 人事発令 10月8日付け、1佐人事(空自6名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将人事(陸自7名、海自5名、空自7名)
- 自衛隊統合演習、10月20日から全国規模で実施へ 日米豪も参加

