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木原防衛大臣、日カンボジア防衛相会談後の臨時記者会見(8月5日)

  • 防衛省関連

2024-8-8 10:11

 令和6(2024)年8月5日(月)12時21分(現地時間)から約4分間、木原稔(きはら・みのる)防衛大臣は、訪問中のカンボジアの首都プノンペンにあるソフィテルホテルにおいて、日・カンボジア防衛相会談後の臨時記者会見を行った。
 内容は、以下のとおり。

大臣からの発表事項

日カンボジア防衛相会談実施後の報告について

大臣 :日本カンボジア防衛相会談の会談実施後の御報告を申し上げます。本日11時ちょうどから60分間、カンボジアのティア・セイハー副首相兼国防大臣との間で、日本カンボジア防衛相会談を実施いたしました。会談では、まず、防衛大臣としてのカンボジア訪問というものが多国間会議以外では初めてであるということを歓迎いたしました。また、地域情勢について意見交換を行った上で、二国間協力について、昨年、日本カンボジア外交関係樹立70周年の機会に両国関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされたことを歓迎し、軍種間交流や能力構築支援等、安全保障分野での協力を含め、日本カンボジアの協力関係を更に強化していくことで一致をいたしました。今回の会談も踏まえ、カンボジアとの二国間及び日ASEANを含む多国間での防衛協力を一層深めていきたいと考えています。

記者との質疑応答

カンボジア訪問の意義や成果について

記者 :カンボジアを訪問された意義や成果についてお聞かせください。

大臣 :安全保障・防衛分野における国際協力の必要性がかつてなく高まる中において、国家防衛戦略にも明記をされているとおり、我が国としては、1か国でも多くの国々と連携を強化することが極めて重要だと考えています。カンボジアは、1992年に我が国として初めて国連PKOに自衛隊を派遣した国であり、長年、強固な信頼関係というものを築いてきました。また、2013年からは能力構築支援を開始するなど、両国間での防衛協力は着実に進展してきています。昨年、両国関係が「包括的・戦略的パートナーシップ」に格上げされた中、今回、私がカンボジアを訪問し、対面にて防衛相会談を実施するとともに、フン・セン上院議長及びフン・マネット首相にもこれからお会いをし、日本カンボジアの安全保障協力を更に強化していくことで一致できたことは、大きな意義があり、また同時に成果があったというふうに考えています。私としては、引き続き、トップレベルを含めてですね、ハイレベル交流、そして、艦艇の寄港などの部隊間交流、そして、教育交流、また、能力構築支援など、地域の平和と安定に向けて、カンボジアとの具体的な協力関係というものを一層強化していく決意であります。

以上

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