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中国軍のY-9情報収集機が領空侵犯(8月26日、長崎県男女群島沖)

  • 防衛省関連

2024-8-28 11:11

 令和6(2024)年8月26日(月)昼ごろ、長崎県の島嶼部において中国機による領空侵犯が発生した。
 これについて防衛省では17時45分に「中国機による領空侵犯について」と題するリリースを公表、続いて外務省でも「中国情報収集機による領空侵犯に対する抗議」と題するリリースを公表した。

 中国機による領空侵犯は、昭和33(1958)年2月に航空自衛隊が対領空侵犯措置任務を開始して以来、今回が初めて。情報収集機は対象国の近くを一定時間飛行し、通信などの電波情報を収集することを任務とする。今回の行動概要から、情報収集の任務は、男女群島南東の領空近くを周回飛行している間に実施していたと考えられる。

 防衛省、外務省が発表した内容は、以下の通り。

中国機による領空侵犯について(防衛省)

 令和6年8月26日(月)、中国軍のY-9情報収集機が、11時29分頃から11時31分頃にかけて、長崎県男女群島沖の領海上空を侵犯したことを確認した。
 これに対し、自衛隊は、航空自衛隊西部航空方面隊の戦闘機を緊急発進させ、通告及び警告を実施する等の対応を実施した。

中国機の行動概要(全体) 地図:防衛省
中国機の行動概要 地図:防衛省
対象機(Y-9情報収集機) 航空自衛隊撮影 写真:防衛省

(以上)

中国情報収集機による領空侵犯に対する抗議(外務省)

 8月26日、午前11時29分から約2分間、中国の情報収集機(Y-9)1機が、長崎県男女群島の領空を侵犯したことを確認しました。
 これを受け、同日午後5時20分頃から、岡野正敬外務事務次官が施泳(し・えい)在京中国大使館臨時代理大使を外務省へ召致し、極めて厳重に抗議するとともに、再発防止を強く求めました。
 これに対して、中国側からは、本国に報告するとの反応がありました。

(以上)

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