オーストラリア統合作戦本部長が来日。吉田統合幕僚長と会談(9月2日)
- 防衛省関連
2024-9-5 08:30
防衛省 統合幕僚監部は令和6(2024)年9月2日(月)、オーストラリア統合作戦本部長ジョーンズ海軍中将の来日し、吉田圭秀(よしだ・よしひで)統合幕僚長との会談を実施したことを発表した。詳細は下記の通り。
豪統合作戦本部長、統幕に来訪
9月2日、豪統合作戦本部長ジョーンズ海軍中将が来日し、吉田統合幕僚長と会談した上で市ヶ谷地区を視察しました。
ジョーンズ海軍中将は、7月5日の統合作戦本部長への着任後、初の海外訪問として来日しました。これは、豪統合作戦本部(HQJOC:Headquarters Joint Operations Command)の日本への関心の高さや重要性を示すものです。
今回の会談で、ジョーンズ統合作戦本部長は、吉田統合幕僚長との間で将来の日豪戦略・作戦司令部間の連携について率直に意見交換するとともに、今後オペレーショナルな協力を一層具体化し、連携を強化していくことで一致しました。
またジョーンズ統合作戦本部長は、市ヶ谷地区での視察を通じて、来年の3月以降HQJOCのカウンターパートとなる統合作戦司令部(JJOC:JSDF Joint Operations Command )に対する理解を深めました。
オーストラリアは、我が国の国家防衛戦略において、「日米防衛協力に次ぐ緊密な関係を構築」し、「事態生起時には我が国、米国及びオーストラリアが協力することも念頭に置きながら、相互に協議し、後方支援や情報共有等を中心に連携」することと位置付けるインド太平洋地域の「特別な戦略的パートナー」です。
統合幕僚監部はこれまでも、今年6月23日から26日の吉田統合幕僚長による訪豪、7月16日の豪海軍本部長による吉田統合幕僚長への表敬、8月1日の日豪参謀総長等会議(VTC形式)、そして8月22日の日豪幕僚協議と、特に直近3か月は、月1回を上回るペースでオーストラリア国防軍との会談を行う等、オーストラリアと「日米防衛協力に次ぐ緊密な関係を構築」するため、日豪連携の強化に注力してきました。
HQJOCと統合幕僚監部、そしてJJOCとの間での相互理解・信頼醸成・連携強化は、日豪間の作戦レベルにおける連携強化に直結することから、今回の会談及び視察は将来体制を踏まえ中長期的に日豪防衛協力を推進する観点からも、意義のあるものとなりました。
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 人事発令 11月15日付け、1佐人事(海自2名)
- 艦艇の後ろに付ける“リアウイング”──技術シンポジウム2024
- 海上自衛隊、滞空型無人機にMQ-9Bシーガーディアンを採用(11月15日)
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 米海軍空母「ジョージ・ワシントン」は11月22日に横須賀入港の予定