国際共同開発エンジン「V2500ターボファンエンジン」と開発資料集が、国立科学博物館の「未来技術遺産」に登録(10月22日)
- 日本の防衛
2024-10-28 12:30
川崎重工業株式会社、株式会社IHI、三菱重工航空エンジン株式会社は令和6(2024)年10月22日(火)、3社が参画する国際共同開発エンジン「V2500ターボファンエンジン」及びその開発資料集が、国立科学博物館の2024年度「未来技術遺産」に登録されたことを公表した。
V2500ターボファンエンジンはエアバス320などで採用されており、民間機のエンジンというイメージが強いが、防衛用の航空機でもエンブラエルのKC-390輸送機がこれを採用している。
本件に関する川崎重工業のプレスリリースは以下の通り。なおIHI、三菱重工もプレスリリースを発表している。
「V2500ターボファンエンジン 及び 開発資料集」が国立科学博物館の2024年度「未来技術遺産」に登録
川崎重工業株式会社、株式会社IHI、三菱重工航空エンジン株式会社が一般財団法人日本航空機エンジン協会の一員として参画する国際共同開発エンジン「V2500ターボファンエンジン」およびその開発資料集が、独立行政法人国立科学博物館の2024年度「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」に登録されました。
V2500ターボファンエンジン 及び 開発資料集について
V2500エンジンは、日本、英国、米国、ドイツ、イタリアの民間企業によって共同開発された民間航空機用ターボファンエンジンで、エアバスA320シリーズやMD-90などの機体に採用されています。日本航空機エンジン協会は、V2500のファン・低圧圧縮機・シャフトなどを担当し、日本で初めて民間航空機用エンジンの国際共同開発への参入を実現しました。なお、当社は1983年以来、ファンケース、低圧圧縮機のブレード、ベーン、ディスクなどの設計・製造を分担しています。
今回同時に登録された開発資料集は、日本が初めて参入した民間航空機用エンジン開発の記録として、設計や国際共同開発について記されたものであり、日本の航空エンジン開発において高い歴史的価値を有しています。
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