《速報》海上自衛隊横須賀基地に韓国海軍艦艇3隻が寄港
- 日本の防衛
2024-11-8 19:28
11月7日(木)、海上自衛隊横須賀基地に韓国海軍合同巡航訓練戦団の強襲揚陸艦「マラド」(馬羅島)、揚陸艦「チョンジャボン」(天子峰)、補給艦「テチョン」(大清)が寄港した。韓国海軍単独での寄港は2018年以来6年ぶりとなる。
強襲揚陸艦「マラド」は、ドクト(独島)級揚陸艦の2番艦。基準排水量14,500トン、満載排水量19,000トン、全長199.0m、横幅31.0m、喫水6.5mの大きさを誇る。最大速力23ノット、武装はファランクスCIWS(近接防空システム)が3基とVLS(垂直発射装置)を備える。乗員330名のほか、上陸部隊700名以上と車両、ヘリコプター、揚陸艇などを搭載可能。ヘリ複数機が発着艦可能な全通飛行甲板を備え、艦尾のウェルドックには2隻のエアクッション艇などを収容できる。
揚陸艦「チョンジャボン」は、チョナンボン(天王峰)級揚陸艦の2番艦で、基準排水量4,950トン、満載排水量7,140トン、全長127m、全幅19m、喫水5.4m。最大速力23ノット。乗員約120名と上陸部隊約300名、車両、ヘリコプターなどを搭載できる。武装は40mm連装機関砲が1基となっている。ヘリ甲板を備えるが格納庫はない。
補給艦「テチョン」は、チョンジ(天池)級補給艦の2番艦で、基準排水量4,200トン、満載排水量9,200トン、全長136.0m、全幅18.2m、喫水6.0m。最大速力20ノット。乗員130名。武装は40mm連装機関砲1基と20mm機関砲2基。艦尾にはヘリ甲板を備える。
合同巡航訓練戦団は、陸海空の3軍および国軍看護士官学校の士官候補生など700名余りで構成されており、戦術運動、艦砲射撃、対潜戦、ヘリコプター発着艦などの実戦的訓練や周辺諸国への訪問を行う。11月6日(水)には、海自の練習艦「はたかぜ」と戦術運動および通信訓練を行っている。
3隻の入港後には歓迎行事が開かれ、両国代表の挨拶や記念品贈呈、記念撮影が行われた。歓迎行事には中谷元(なかたに・げん)防衛大臣も参加し、挨拶を行っている。その後、中谷大臣は、強襲揚陸艦「マラド」と海自の護衛艦「もがみ」の艦内を視察した。日本の防衛大臣が韓国艦に乗艦するのは初となる。
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