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中谷防衛大臣、董軍・中国国防部長との会談を実施(11月21日)

  • 日本の防衛

2024-11-26 12:02

 防衛省は令和6(2024)年11月22日(金)01時27分(日本時間)、ラオスで実施した日中防衛相会談について、以下のように公表した。

中谷防衛大臣と董軍(とう・ぐん)中国国防部長 写真:防衛省

日中防衛相会談について

 令和6年11月21日、16時20分(現地時間)から約60分間、ADMMプラス出席のため、ラオスを訪問中の中谷防衛大臣は、董軍(とう・ぐん)・中国国防部長との会談を行ったところ、概要以下のとおり。

1 中谷大臣から、日中首脳会談で改めて確認された日中関係の大きな方向性について述べつつ、様々な形での中国側の軍事活動の活発化について我が国として深刻に懸念している旨伝え、こうした中で、日中防衛当局間で率直な議論と意思疎通を重ねることが極めて重要である旨指摘しました。

2 地域情勢について、中谷大臣から、本年8月の中国軍機による我が国領空の侵犯について、改めて厳重に抗議するとともに、今般の事案に関する中国側からの説明を踏まえた上で、このようなことが二度と起こらないように再発防止を強く求めました。また、尖閣諸島を含む東シナ海情勢、中国空母等による我が国領海に近接した海域の航行、ロシアとの連携など、中国による我が国周辺海空域における軍事活動の活発化に対し、深刻な懸念を改めて伝達しました。

3 更に、中谷大臣から、南シナ海情勢について、深刻な懸念を改めて表明したほか、台湾海峡の平和と安定の重要性について強調しました。また、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射を強く非難したほか、露朝軍事協力の進展に深刻な懸念を表明しました。

4 その上で、両大臣は、「日中防衛当局間ホットライン」について、引き続き、適切かつ確実に運用していくことを確認しました。また、2019年を最後に実施されていない、部隊間交流の再開を含め、防衛当局間における対話や交流の重要性で一致しました。

(以上)

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