防衛省、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況を更新(11月22日)
- 日本の防衛
2024-11-27 10:30
防衛省は令和6(2024)年11月22日(金)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新した。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、およそ1週間おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
今回の更新はこちらのとおり。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2024年11月22日時点)
ウクライナ軍がロシア西部クルスク州における作戦及びロシア領内への無人機攻撃を継続する一方、ロシア軍は、ウクライナ東部への攻勢及びウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続しつつ、クルスクへの攻勢を強化する模様です。
※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍:死者約18万人(ゼレンスキー大統領24年2月25日)
:死者約20万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
:死傷者64.8万人以上(英国防省24年10月7日)
ウクライナ軍:死者3.1万人(ゼレンスキー大統領24年2月25日)
:死者約8万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
ウクライナ市民:死者10,582人以上、負傷者1万9,875人以上(UN24年2月22日)
戦況など
・ロシア国防省は、15日にドネツク州ステパニウカ村、16日に同州フリホリウカ村、同州マカリウカ村、18日に同州ノヴォオレクシイウカ村、19日に同州ノヴォセリディウカ村、20日に同州イリンカ村、21日に同州ダリネ村を解放したと発表
・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ全地域に対し、エネルギーインフラを目標に大規模な複合攻撃が実施された旨述べたほか、F-16が約10機の空中目標を撃墜したと表明。ウクライナ空軍は、ロシア軍が、「Shahed」等無人機×90機、Kh-101/「カリブル」、極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」、空中発射型弾道ミサイル「キンジャル」等ミサイル×120発から成る攻撃を実施と発表(11月17日)
・ロシア国防省は、ウクライナ軍が地対地弾道ミサイル「ATACMS」でロシアブリャンスク州の施設を攻撃と発表。北朝鮮の派兵に応じて、米大統領が米供与の長射程ミサイルによるロシア領土への攻撃を許可と報じられていたところ、米メディア等は、ウクライナ軍が初めて「ATACMS」でロシア領内を攻撃と報道(11月17日、19日)
・英国防省は、ウクライナ参謀本部によれば、24年10月のロシア軍の1日あたりの平均死傷者数が1,354人になったと発表(11月18日)
・ゼレンスキー大統領は、本年だけで250万発以上の迫撃砲弾及び60~155mm口径の砲弾を生産したとするほか、2025年に少なくとも3万機の長距離UAV、少なくとも3千発の巡航ミサイル・ミサイル無人機の生産を計画している旨発言(11月19日)
・ウクライナ陸軍司令官は、ロシア軍が現在、ロシアクルスク州に約5万人の兵士を集中させており、その大部分は海軍歩兵と空挺部隊から編制されている旨発言(11月19日)
・米メディアは、米ウクライナ当局者によれば、ウクライナがロシアクルスク州に対して、複数の長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を発射したと報道(11月20日)
・米国防長官は、米政権が初めて、ウクライナへの対人地雷の供与を承認と表明。同省副報道官は、ウクライナ領内でのみ使用される旨発言(11月20日、21日)
・ゼレンスキー大統領は、新しいロシアミサイル攻撃があり、速度、高度といった全ての特徴が大陸間弾道ミサイルであると表明。それに対し、プーチン大統領は、米英長射程兵器の使用への対抗措置として、ロシアの最新中距離ミサイルシステム「オレシュニク」の実験を実施と発言。なお、米大統領報道官は、ロシアがウクライナに対して中距離弾道ミサイル×1発を発射したと発表。(11月21日)
・米メディアは、西側当局者によれば、ロシアクルスク州で、北朝鮮軍の高官1人がウクライナ軍による攻撃で負傷したと報道(11月21日)
資料源:ウクライナ政府機関ウェブサイト、ロシア大統領府ウェブサイト、ISW等
(以上)
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