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外務省、ジブチ共和国への沿岸監視レーダーシステム等供与に関する書簡の署名・交換について発表(12月25日)

  • 日本の防衛

2024-12-27 12:02

 外務省は令和6(2024)年12月25日(水)、現地時間同日にジブチ共和国の首都ジブチで行われたジブチ共和国に対する沿岸監視レーダーシステム等供与(令和6年度OSA案件)に関する書簡の署名・交換について報道発表した。
 外務省から発表された内容は以下のとおり。

※OSA=政府安全保障能力強化支援

ジブチ共和国に対する沿岸監視レーダーシステム等供与(令和6年度OSA案件)に関する書簡の署名・交換

 12月25日(現地時間同日)、ジブチ共和国の首都ジブチにおいて、大島寛之在ジブチ共和国日本国臨時代理大使と、マフムッド・アリ・ユスフ・ジブチ共和国外務・国際協力大臣(H.E. Mr. Mahmoud Ali Youssouf, Minister for Foreign Affairs and International Cooperation of the Republic of Djibouti)との間で、11億円を供与額とする令和6年度OSA(政府安全保障能力強化支援)案件に関する書簡の署名・交換が行われました。

1  ジブチは、アジア、中東、アフリカ及び欧州を結ぶアデン湾の要衝に位置しており、地域の安定の要となる国です。また、ジブチには海賊対処行動等を実施するための海外唯一の自衛隊拠点が置かれており、我が国の安全保障にとっても非常に重要です。

2  本案件を通じて、ジブチ海軍に対して沿岸監視レーダーシステム及び関連インフラを供与することで、同国の警戒監視能力・海洋状況把握(MDA)能力を強化し、重要なシーレーンの安定化及び近隣諸国を含む地域の海洋安全保障の維持・強化に貢献することが期待されます。

3  我が国として、ジブチとの二国間の安全保障協力関係の強化を通じて、地域の海洋安全保障の維持・強化に寄与していきたいと考えています。

(参考)OSA(政府安全保障能力強化支援)
 OSAは、同志国の軍等に対して資機材供与、インフラ整備等を行うための無償資金協力の枠組みです。同志国の安全保障上の能力や抑止力の強化に貢献することにより、我が国との安全保障協力関係の強化、我が国にとって望ましい安全保障環境の創出及び国際的な平和と安全の維持・強化に寄与することを目的としています。

関連リンク(外務省)

(以上)

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