防衛省報道官の記者会見 ミャンマー地震支援のための自衛隊機派遣などに関する質問に回答(4月8日)
- 日本の防衛
2025-4-10 09:43
令和7(2025)年4月8日(火)16時00分~16時05分、安居院公仁(あぐいん・きみひと)報道官は、防衛省A棟10階記者会見室において報道官会見を行った。
報道官からの発表事項はなく、以下のとおり記者との質疑応答が行われた。
記者との質疑応答
記者 :
昨日の夕方、大臣のぶら下がりでですね、今日の午後にも小牧からミャンマーに国際緊急援助隊として、自衛隊の部隊を現地に、いわゆるミャンマーの方に派遣するという話がございましたけれども、今の最新の状況について教えてください。
報道官 :
ミャンマー中部を震源とする地震に関しまして、昨日、防衛大臣の方から統合作戦司令官に対しまして、自衛隊機により、被災地マンダレーで活動する我が国の国際緊急援助隊・医療チームが人道支援を継続するために必要な薬品・検査薬を含む医療資機材などを輸送することを命じております。
本命令に基づきまして、本日14時30分頃でございますが、C-130輸送機1機が、マンダレー国際空港に向けまして、空自の小牧基地を出発したところでございます。本日出発しましたC-130輸送機につきましては、明日、マンダレー国際空港に到着予定でございまして、防衛省・自衛隊といたしましては、ミャンマーの人々と共にあるとの観点から、関係省庁と緊密に連携しつつ、必要な対応を実施してまいりたいと思っております。
記者 :
明日の到着というのは午前とか、昼とか、午後とか、その辺についてはいかがでしょうか。
報道官 :
これ以上の詳細につきましては、自衛隊の運用に関わることでございますので、お答えを差し控えさせていただきたいと思っております。
記者 :
明後日からですね、九州防衛局が航空自衛隊新田原基地がある宮崎県の新富町で、F-35Bの垂直着陸訓練を実施することに関する住民説明会を始めます。既に地元では反対の声というのが大きいのですけれども、どのように理解を求めるのか、また、この声を受けて計画を見直す考えが現時点であるのか教えてください。
報道官 :
御指摘の説明会につきましては、明後日10日から13日にかけまして、宮崎県の新富町におきまして、新田原基地におけるF-35B垂直着陸訓練の実施に係る、住民説明会を開催させていただく予定でございます。新田原基地における垂直着陸訓練の実施につきましては、F-35Bが緊急時に安全に着陸するために、また、安全保障環境が一層厳しさを増す中で、我が国の防衛に万全を期することができるよう、F-35Bの能力発揮に必要なものとして、2月に関係自治体に、また先週3日には新富町の区長の方々に説明させていただきました。
これにつきまして、地元の皆様から極めて厳しい御意見があることは承知しております。現時点で計画の見直しについて予断することは差し控えさせていただきますが、防衛省といたしましては、関係自治体との意思疎通を密にしながら、今般の住民説明会を含めまして、御説明を尽くすとともに、今後も御意見を踏まえながら真摯に対応させていただく考えでございます。
報道官 :
先ほど、質問がありました、明日の午前か午後かという質問でございますけれども、明日の午前にマンダレー国際空港到着予定としております。
(以上)
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