日本の防衛と安全保障の今を伝える
[Jディフェンスニュース]

site search

menu

Jディフェンスニュース

《レポート》防衛大臣も降下体験 陸自第1空挺団 令和8年降下訓練始め(1月11日)

  • 日本の防衛

2026-1-13 10:14

1月11日(日)、自衛隊の年頭行事「降下訓練始め」が開催されました。小泉進次郎防衛大臣も視察に訪れた模擬戦の模様を、鈴崎利治がレポートします。鈴崎利治 SUZUSAKI Toshiharu

 2026年1月11日(日)、陸上自衛隊第1空挺団の「降下訓練始め」が習志野演習場(千葉県船橋市と八千代市)で行われた。

10日の予行を撮影で、空自C-130H輸送機から13式空挺傘で降下する空挺隊員。空自C-130Hが2機、米空軍C-130Jが3機参加し、1機から約20人ずつ、合計約100人が落下傘降下した。他に陸自CH-47JA輸送ヘリからも落下傘やファストロープ等で降下した。写真:鈴崎利治

 本行事は降下訓練の安全を祈願する年頭行事で、近年は諸外国の空挺部隊を集めた多国間訓練にもなっており、併せて「国際空挺指揮官会議」を行っている。今回は過去最大となる14か国(アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・ポーランド・ベルギー・フィリピン・シンガポール・トルコ・タイ)が参加し、このうちベルギー・トルコ・タイは初参加であった。

 訓練は「指揮官降下」と「模擬戦」に大きく分けられ、第1空挺団長をはじめ各国の指揮官が落下傘降下する。模擬戦は島嶼奪還の想定で、空挺部隊が輸送機からの落下傘降下とヘリボーンで進出し、上陸進行した敵部隊を撃破する。空一面に広がる落下傘とスピーディーな展開のヘリボーン戦は迫力がある。この訓練は一般公開されており、新年最初の自衛隊イベントとして人気も高い。毎年約1万人が見学し、早朝から開門待ちの行列ができて、見学席はかなり混雑する。寒さ対策とトイレ対策は入念に練っておきたい。

 今回は強風の影響で落下傘降下が中止となり(前日の予行では実施)、ヘリボーン戦の一部が縮小されたのが残念だった。また小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)防衛大臣が訓練の視察や跳出塔からの降下体験等を行い、来場者の注目を集めていた。

CH-47JA輸送ヘリからファストロープ降下する空挺隊員。写真には写っていないが、別のところで120mm迫撃砲を射撃して降下を支援している。第1空挺団には新型の20式小銃の配備が進められているが、89式小銃も残っている。写真:鈴崎利治
初参加した小型UGV(歩行型)。アメリカのゴースト・ロボティクス社製「Vision60」という4足歩行型ロボットで、今回は偵察に使われた。航空自衛隊でも基地警備用に配備している。写真:鈴崎利治
高さ11メートルの跳出塔から飛び降りる小泉防衛大臣。視察時は迷彩服に海老茶色のベレー帽をかぶり、隊員との一体感が感じられた。写真:鈴崎利治
習志野駐屯地で行われた国際空挺指揮官会議。日本を含め15か国の空挺部隊が参加し、意見交換や交流を深めた。写真:鈴崎利治

※詳細なレポートを、2026年1月21日(水)発売の月刊Jウイング2026年3月号に掲載予定です。

鈴崎利治SUZUSAKI Toshiharu

地域密着と遠征取材を両立する職業カメラマン。陸上自衛隊と航空自衛隊について造詣が深く、自衛隊の訓練や演習、駐屯地記念行事、航空祭などのレポーターとして四半世紀以上の経験を持つ。月刊『Jウイング』、不定期刊『JグランドEX』、月刊『軍事研究』などに寄稿多数。表の顔は、埼玉県飯能駅前のスズサキ写真店 店主。キャッチフレーズは「幼稚園児から戦車まで」「卒業アルバムから戦闘機まで」。

Ranking読まれている記事
  • 24時間
  • 1週間
  • 1ヶ月
bnrname
bnrname

pagetop