統合作戦司令官からのメッセージ「日米共同統合演習などについて」(1月29日)
- 日本の防衛
2026-2-4 11:45
防衛省 統合作戦司令部は令和8(2026)年1月29日(木)、令和7年度日米共同統合演習(指揮所演習)などについて、南雲憲一郎(なぐも・けんいちろう)統合作戦司令官のメッセージを公表した。
令和7年度 日米共同統合演習(指揮所演習)について
今日の世界を俯瞰すれば、ロシアによるウクライナへの侵攻、エスカレーションのリスクを孕む不安定な中東情勢、中国による東シナ海・南シナ海での現状変更の試みなど、安全保障環境は戦後最も厳しく複雑な状況にあります。世界の安全保障は密接に連携しており、離隔した地域の情勢も我が国の安全保障に影響を及ぼす可能性は否定できません。
このような情勢下で、自衛隊が果たすべき使命は、事態を未然に防ぐ「抑止」と、万が一事態が発生した際には、防衛大臣の命令の下、主たる責任をもって国民を守り抜く「対処」にあります。ひとたび有事となれば、その損失は計り知れません。「戦わずして勝つ」。平素からの抑止力の強化のための弛まぬ努力こそが、結果として国家の負担を軽減することとなります。
抑止力を強化するため、以下の3点が重要となります。
①我が国自身の防衛態勢の強化
自衛隊が強くなること自体が抑止力となります。防衛力の着実な整備に加え、精強な部隊の練成、隊員の育成を通じ、統合運用能力などを強化します。
②日米共同態勢の強化
強固な日米同盟は、我が国の安全保障政策の基軸です。作戦レベル・戦術レベルなどあらゆるレベルにおいて米軍と緊密な連携を図り、共同対処能力を実効的なものへと強化します。
③同志国との連携強化
米国に加え、価値観を共有する豪州を始めとした同志国との協力関係を強化します。指揮官間及び幕僚間の緊密な意思疎通等を通じ、日豪、日米豪など多様な連携を強化します。
令和7年度日米統合共同演習(指揮所演習)には、米軍及び豪軍が参加します。統合作戦司令部は、本演習を通じて、自衛隊の統合運用及び日米共同対処について演練し、共同統合運用能力を向上するとともに、日豪、日米豪の連携をより一層強化し、抑止力の強化に寄与します。
統合作戦司令部は、国民の負託に応えるべく、平素より不断の努力を積み重ねていきます。
(以上)
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