オランダ海軍フリゲート「デ・ロイテル」来日 日蘭安全保障協力の進展をアピール(6月15日)
- 日本の防衛
2026-6-15 19:35
駐日オランダ王国大使館は令和8(2026)年6月15日(月)12時00分、オランダ海軍フリゲート「デ・ロイテル」の東京港入港に際し、以下のプレスリリースを公表した。
オランダ海軍フリゲート艦「デ・ロイテル」(HNLMS De Ruyter F804)が東京港に入港 〜ディラン・イェジルゲス−ゼゲリウス国防大臣も来日し日蘭安全保障協力の新たな段階ヘ〜
2026年6月15日(月)、オランダ海軍フリゲート艦「デ・ロイテル」(HNLMS De Ruyter F804)が東京港にある東京国際クルーズターミナルに入港しました。(艦長:ロジャー・デ・ウイット)2020年11月、オランダ政府が「インド太平洋ガイドライン」を発表後、このガイドラインに基づき、重要地域ヘオランダ海軍を派遣することは今回で3度目となり、2024年のオランダ海軍フリゲート艦「トロンプ」に続き、2年ぶりの来日となります。この派遣は、インド太平洋地域における地政学的緊張の高まりを背景に、国際水域における自由航行の権利に対し、オランダの責任ある関与を示すものです。その他、国際法に基づく海洋秩序の維持と、地域の安定を促進し、同志国との関係強化も目的の一つとしています。
フリゲートの日本入港に合わせて、ディラン・イェジルゲス−ゼゲリウス国防大臣とオランダ海軍司令官のハロルド・リーブレフス中将も来日。大臣は、「今日の安全保障環境において、地域の緊張はもはや一地域だけの問題ではありません。日本はオランダにとつて重要なパートナーであり、今回の寄港は、相互の信頼と防衛協力をさらに深め、自由で開かれたインド太平洋の実現に貢献するものです。」と述べるとともに、日蘭の長年にわたる友好関係と、防衛協力の強固な基盤を示すものだと強調しました。フリゲート艦「デ・ロイテル」は、6月17日(水)まで滞在する予定です。

【フリゲート艦「デ・ロイテル」(HNLMS De Ruyter F804)】
艦隊防空や指揮統制任務を担うオランダ海軍の主力艦の一つであり、高度なレーダーシステムと長距離防空能力を備えています。2026年4月12日にオランダのデン・ヘルダー港を出発し、地中海およびインド洋を経てインド太平洋地域へ展開。その後カリブ海と大西洋を経由してオランダヘ帰還する世界周航ミッションに従事します。本航海では、搭載するNH90艦載ヘリコプターとともに、欧州、NATO加盟国、インド太平洋地域、アジア、カリブ地域のパートナー国との共同訓練や交流を行い、相互運用性の向上と国際的な安全保障協力の強化に取り組んでいます。
【オランダとインド太平洋地域】
海洋国家であり貿易立国でもあるオランダにとって、自由で開かれた海洋秩序の維持は極めて重要な課題です。世界経済を支える海上での安全な航路は、地政学的緊張の高まりや安全保障上の課題の複雑化により、その重要性がこれまで以上に高まっています。オランダは独自の「インド太平洋ガイドライン」に基づき、経済、安全保障、気候変動など幅広い分野で地域との連携を強化しています。法の支配、航行の自由、開かれた国際秩序といった共通の価値を基盤として、地域の平和と安定に貢献することを目指しています。
日本とオランダは、400年以上にわたる交流の歴史を有し、今日では安全保障、経済、科学技術、文化など多岐にわたる分野で協力を深める戦略的パートナーです。今回の寄港は、両国の友好関係と防衛協力のさらなる発展を象徴するものであり、日蘭関係の新たな一歩として大きな意義を有しています。
【日蘭安全保障・防衛における協力関係】
今回の共同訓練は、2025年4月に当時の日蘭両国首相によって合意された「持続的な平和と繁栄のための戦略的パートナーシップの設立に関する共同声明に基づく、日オランダ・アクションプラン2025」の一環であり、同計画における優先分野の一つである「平和及び発展に対する世界的な課題への対処」の推進に貢献するものです。
(以上)
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