森田空幕長が記者会見 日印共同訓練やF-15戦闘機の訓練再開について説明(9月8日)
- 日本の防衛
2026-9-10 14:00
令和8(2026)年9月8日(火)、同日14時30分~14時38分に行われた森田雄博(もりた・たけひろ)航空幕僚長の記者会見を公表した。
幕僚長からの発表事項はなく、記者との質疑応答は以下の通り。
記者との質疑応答
日印共同訓練に参加する空自戦闘機の展開状況
記者 :
明日から訓練が開始される日印共同訓練についてお伺いいたします。戦闘機のインド訪問は初めてということですが、現在の戦闘機の展開状況について教えてください。
幕僚長 :
今ご質問のありました、ヴィーア・ガーディアン26につきまして、F-2戦闘機につきましては、本日、タイ王国を出発し、インド共和国のジョードプル空軍基地へ向け、現在、飛行中であります。
今回の展開に当たりましては、一昨年行われましたインド主催の多国間共同訓練、タラン・シャクティ24の際の教訓を踏まえまして、展開計画の見直し、空中給油支援態勢の強化及び関係国との緊密な調整を図りながら準備を進めてまいりました。引き続き、航空機の安全な運航を最優先としまして、天候や航空機の状況等を総合的に勘案しながら、適切に対応してまいりたいと思います。
米空軍による空中給油支援について
記者 :
今の日印共同訓練に関して、アメリカ空軍が空中給油支援をするって聞いているんですけど、それは間違いないでしょうか。
幕僚長 :
ご認識のとおりであります。アメリカ空軍のKC-135が、現在、空中給油支援を行ってくれております。
記者 :
差し支えなければ、どの空域で空中支援をされているのでしょうか。タイからインドに向けてのところでしょうか。米空軍が空中給油支援をする場所はどのあたりでしょうか。
幕僚長 :
具体的な場所というのは、現在のところ申し上げられませんが、今、最初のご質問のところで言及がありました、タイからインドに至るところの空域、それから、日本からタイへまでのそれぞれの途中経路で空中給油を行っております。
那覇基地所属F-15戦闘機のかく座事案について
記者 :
一部報道で、先だって那覇空港で航空自衛隊のF-15が滑走路上で停止した問題で、今月から訓練を再開しているという報道がありました。事実関係をまず教えていただけますでしょうか。
幕僚長 :
ご質問いただきました、今年の8月18日に発生いたしました那覇基地所属F-15戦闘機のかく座事案につきましては、那覇空港を利用された多くの皆様、また、基地周辺自治体の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけしております。今ご質問のありましたとおり、F-15同型機につきましては訓練を行っておるところであります。
記者 :
9月1日から。
幕僚長 :
那覇基地につきましては、関係自治体への説明を経た上で、9月1日から実施をしております。
記者 :
先だって、空幕長会見で事故調査委員会を立ち上げて、調査を進めているという話でした。この調査の進捗を教えてもらえますか。
幕僚長 :
現在、事故調査委員会で調査中であります。現時点で何ら確定的に申し上げられる段階ではございません。可能な限り速やかに調査を進めてまいりたいと思っております。
記者 :
原因が明らかになっていない中での訓練再開というのはどのようなご説明を地元にされたんでしょうか。
幕僚長 :
航空自衛隊としましては、この事案を踏まえまして、原因として考え得る全ての要因を検討した上で、これまでも通常実施しておりました、入念な飛行前、飛行後の点検に加えまして、特別な点検として脚系統の目視、触手による各構成品の取り付け状況の点検及び作動点検を実施しております。これらの点検を通じて、各機体の健全性を確認しております。
また、操縦者に対しましては、着陸に係る内容、基本手順等の安全管理に関する教育のほか、脚関係及び着陸に係る緊急手順等に関する教育を実施しております。このような形で、基本事項及び基本手順の徹底を図っております。
もちろんですね、この航空機の運用に当たりましては、国民の皆様へ不安を与えることがないよう、安全を第一に運用していくことが大前提でありまして、このため、航空機の健全性の確認や操縦者の教育はもちろんのこと、気象などあらゆる要素を踏まえつつ、徹底した飛行安全の確保に留意して航空機の運航を実施しておるところであります。
記者 :
最後に今継続中の事故調査のことなんですが、調査結果というのは改めて何か公表する予定ってありますか。
幕僚長 :
今現在調査中でありますこの事故調査につきましては、まだその公表時期も含めまして、終わる時期も含めまして、予断をもってお答えすることはできませんが、事故調査が完了次第、適切にお伝えをしていきたいと考えております。
日印共同訓練における空中給油機について
記者 :
日印の共同訓練の中で日本の戦闘機がインドに行くというのは初めてということで、大変貴重な機会だと思うのですが、その機会になぜ日本の空中給油機でオペレーションできないのでしょうか。専守防衛の範囲とか、色々そういう兼ね合いがあってできないのか、単にまだそういう実績や経験がないからできないのか、何で自前の空中給油機でできないのでしょうか。
幕僚長 :
空中給油・輸送機のみならずですね、各航空機の運用につきましては、航空自衛隊全体の部隊スケジュール等に鑑みまして、他の任務への影響を最低限にすべく具体的な計画を立てております。今回はですね、部隊の状況等総合的に判断して米軍の支援を受けることとした次第であります。
(以上)
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