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JA2024速報──三菱重工業[W4-041]

  • その他

2024-10-18 08:01

2024年10月16日から19日まで開催されている「2024国際航空宇宙展」(JA2024)。主要出展ブースの展示内容を、短い記事にまとめてお届けしよう。稲葉義泰 INABA Yoshihiro

戦闘支援無人機の模型。高度なAIを搭載し、ステルス性を意識したデザインのほか、「アトリタブル」(損耗許容性)な機体を目指しているとのこと 写真:編集部

 日本において陸海空のあらゆる防衛装備品を手掛けているのが、三菱重工業だ。

 2024国際航空宇宙展では、なんといっても無人機関連の展示が目を引く。ブース正面には、ワゴン車などにより容易に運搬が可能なシングルロータータイプの「小型ドローン」と、合計12個のローターで飛行し、重量物などの輸送を想定した「中型ドローン」の実機が展示されている。いずれも、実運用を見据えた実証試験を実施中とのことだ。

 ちなみに、この「小型ドローン」「中型ドローン」という名称は、機体の分類ではなく、れっきとした機体呼称名とのこと。

 また、その奥には、将来の戦闘様相などを考慮して生み出された戦闘支援無人機のコンセプトモデルが展示されている。人工知能(AI)を搭載しており、有人機と連携してさまざまなミッションに対応することを目指している。

三菱重工業のブースの外観。ブースの正面の大きな台には、さまざまなドローンが展示されている。GCAP関連の展示はすぐ近くの別のブースにある 写真:稲葉義泰

◎本記事ご好評につき、掲載写真を追加しました。(10月20日)

ブース正面の台座に展示されていたドローン 写真:編集部
展示されていたドローンの試験動画 写真:編集部
展示されていたドローンの開発状況を示したパネル展示 写真:編集部

(以上)

稲葉義泰INABA Yoshihiro

軍事ライターとして自衛隊をはじめとする各国軍や防衛産業に携わる国内外企業を取材する傍ら、大学院において国際法を中心に防衛法制を研究。著者に『「戦争」は許されるのか 国際法で読み解く武力行使のルール』『“戦える”自衛隊へ 安全保障関連三文書で変化する自衛隊』(イカロス出版)などがある。

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