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2024-4-1 10:00

海上警備行動 【かいじょうけいびこうどう】
海上における人命もしくは財産の保護または治安の維持のため特別の必要がある場合、防衛大臣の命令で自衛隊を海上で行動させること。

海上幕僚監部 【かいじょうばくりょうかんぶ】
海上自衛隊の隊務運営に関する防衛大臣のスタッフとしての海上幕僚長およびその補佐機関を包括した組織のこと。

海曹士 【かいそうし】
陸・海・空各自衛官の階級区分である、「曹」と「士」の隊員のことで、海上自衛隊の曹士を指して、海曹士と呼ぶ。「曹」は専門分野における技能を有するほか、士を直接指導し、幹部を補佐する立場にある者。「士」は、曹などの指揮下で各種の任務を直接遂行する立場にある者のこと。曹と士の人数を合計すると、自衛官の定員の約8割に及ぶ。

海賊対処行動 【かいぞくたいしょこうどう】
ソマリア沖・アデン湾において航行する民間船舶を海賊から防護するため、護衛艦2隻と哨戒機2機を派遣。2011年6月にアフリカ大陸の東、ジブチ共和国に哨戒機2機を運用するための活動拠点を開設している。2014年6月30日の段階で選別作業を行った船舶は約9万700隻を超え、海賊船と疑われる船舶の武装解除といった成果に大きく貢献している。

海氷観測 【かいひょうかんそく】
気象庁の依頼に基づいて、海洋に浮かぶ海氷の状況を観測すること。海上自衛隊の航空部隊である、第2航空群が行っている。第2航空群は、青森県の八戸航空基地にあり、第2航空隊、第2整備補給隊、八戸航空基地隊の3部隊で構成されている。

化学科 【かがくか】
陸上自衛隊の職種の1つ。各種の化学器材を使用し、化学物質などで汚染された地域を偵察し、汚染された人員や装備品などの除染を行う。

火力支援中隊 【かりょくしえんちゅうたい】
即応機動連隊を編成する部隊の1つ。敵が発射した迫撃砲の弾道から、迫撃砲の位置を測定する対迫撃レーダー装置を装備し、高い射撃能力を有する。また重迫撃砲中隊と同様に、120mm迫撃砲RTを装備。前線の部隊に対し、後方から火力協力を行う。

観閲式 【かんえつしき】
軍事組織や警察、消防などで実施される式典および総合訓練。陸上自衛隊中央観閲式は、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣が観閲することにより、隊員の士気を高め、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深める自衛隊記念日行事の1つとして行われる式典。

観艦式 【かんかんしき】
自衛隊観艦式は、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣が艦隊や航空機を観閲することにより、部隊や隊員の士気を高め、国内外に自衛隊の精強さをアピールし、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深める自衛隊記念日行事の1つとして行われる式典のこと。

看護官 【かんごかん】
看護師の免許を持った幹部自衛官のこと。自衛隊の看護師として全国の自衛隊病院や衛生科部隊などで勤務するほか、海外の被災地などでの医療活動にも従事している。

艦艇装備研究所 【かんていそうびけんきゅうじょ】
防衛装備庁の機関の1つ。船舶、船舶用機器、水中武器、音響器材、磁器器材、掃海器材のシステム化技術とこれらの要素技術について研究を行っている。東京都目黒区に本拠地を置くほか、神奈川県川崎市に川崎支所がある。

関東補給処 【かんとうほきゅうしょ】
関東甲信越と静岡県の1都10県にある陸上自衛隊東部方面隊の各部隊に対して、装備品や弾薬、燃料などの補給・整備を行う機関。茨城県の陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地にある。

幹部 【かんぶ】
陸・海・空各自衛隊の階級のうち、3尉以上の自衛官のこと。部隊の骨幹として、強い責任感と実行力で部隊を指揮する立場にあり、卓越したリーダーシップが必要とされる。

幹部学校 【かんぶがっこう】
「自衛隊の最高学府」と呼ばれ、海上自衛隊、航空自衛隊の幹部自衛官に対し、安全保障や防衛戦略などの教育を行う各自衛隊の機関。陸上自衛隊幹部学校は2018年に教育研究本部に改編された。

幹部候補生学校 【かんぶこうほせいがっこう】
防衛大学校、一般大学卒業者や大学院修士課程修了者などに対して、幹部としての資質を養い、初級幹部に必要な基礎知識・技能を習得させるための教育訓練を行う学校。卒業後に、幹部自衛官に任官する。陸・海・空各自衛隊にそれぞれある。陸自は福岡県久留米市、海自は広島県江田島市、空自は奈良県奈良市にある。

機関銃MINIMI 【きかんじゅうみにみ】
コンパクトで携行も容易な小口径の機関銃。発射速度は標準(750発/分)と最大(1000発/分)の2段階に切り替えができる。精密な射撃が要求される際は専用のアタッチメントで三脚を付けることができ、長距離の射撃の際はスコープを装着できる。
[主要諸元]全長:約1040mm 重量:約7.0kg 発射速度:最大1000発/分

機甲科 【きこうか】
陸上自衛隊の職種の1つ。戦車の火力や装甲防護力を生かして任務を遂行する戦車部隊と、オートバイなどの優れた機動力を用いて情報収集や警戒任務などを行う偵察部隊がある。

技術研究本部 【ぎじゅつけんきゅうほんぶ】
1952年に前身である保安庁技術研究所として発足した、自衛隊の装備品などの研究、考案、試作などを行う組織。英略称はTRDI。2015年の防衛省の組織改編時に、新しく発足した防衛装備庁に組み込まれた。

儀仗 【ぎじょう】
自衛隊を公式訪問する賓客を迎える際に、途上を警衛し、敬意を表するために行う儀礼。皇族や内閣総理大臣、国賓などを迎える際には、陸上自衛隊の第302保安警務中隊と中央音楽隊による「特別儀じょう」が行われる。

機上対潜音響員 【きじょうたいせんおんきょういん】
海上自衛隊の職種の1つ。戦術航空士(各種センサーなどから得られた情報を分析し、さまざまな戦術を組み立てる職種)の指示により、各種装置を用いて、潜水艦を探知するための情報を収集する。また、信号や周波数で潜水艦を追跡し、情報を解析する。

北関東防衛局 【きたかんとうぼうえいきょく】
全国8か所にある防衛局のうちの1つで、防衛に関わる行政拠点。北関東防衛局は、関東信越地方のうち1都7県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、新潟県、長野県)を管轄している。地域への理解や協力の確保、地域との調和、防衛施設の整備、装備品の調達、在日アメリカ軍関連、入札・契約の適正化に関する業務などを行っている。

基本操縦課程 【きほんそうじゅうかてい】
航空自衛隊のパイロットを養成する教育課程の1つ。プロペラ機による教育課程「初級操縦課程」を修了した隊員に対して、ジェット練習機の飛行特性を学ばせ、操縦に必要な専門教育を行う。T-4練習機の基本操縦課程は前期課程と後期課程に分かれており、前期を芦屋基地(福岡県)にある第13飛行教育団が、後期を浜松基地(静岡県)にある第1航空団が担当する。

旧軍港市転換法 【きゅうぐんこうしてんかんほう】
旧軍港市(神奈川県横須賀市、広島県呉市、長崎県佐世保市、京都府舞鶴市)を、平和産港湾都市に転換することで、平和日本実現の理想達成に寄与することを目的とした法律。

教育支援飛行隊 【きょういくしえんひこうたい】
三重県の陸上自衛隊明野駐屯地と静岡県の滝ヶ原駐屯地にある教育支援部隊。陸上自衛隊航空学校や富士学校における教育支援や、陸上自衛隊が行う演習の1つである富士総合火力演習を支援している。

教育隊 【きょういくたい】
陸・海・空の各自衛隊にあり、新隊員に必要な知識や技能などの教育を行う部隊。隊員は学生と呼ばれ、教育期間中は基地・駐屯地内で共同生活を送る。

経ヶ岬分屯基地 【きょうがみさきぶんとんきち】
京都府の丹後半島にある航空自衛隊の基地。第35警戒隊が配置され、レーダーを用いて、周辺域を24時間体制で警戒監視している。

緊急発進 【きんきゅうはっしん】
わが国周辺を飛行する国籍不明の航空機が領空侵犯の恐れがある場合に、航空自衛隊の戦闘機などを発進させること。「スクランブル」ともいう。領空侵犯が発生した場合には、退去の勧告等を行う。

空中輸送員 【くうちゅうゆそういん】
航空自衛隊にある職種の1つで、輸送機に搭乗して任務に当たる。貨物室の責任者として、航空機全体の重量や重心を制限値内に収めるよう人員や貨物の搭載計画を立案したり、飛行中の貨物を監視したり、人員や貨物を空中降投下する際には扉の開閉なども行う。ほかにも、緊急事態が発生したときには機内の安全確保などを担う。「ロードマスター」とも呼ばれ、海上自衛隊では機上輸送員に相当する。

空挺部隊 【くうていぶたい】
航空機から落下傘で所望の地域に降着することができる、高い即応能力と機動力をもった部隊。千葉県船橋市の習志野駐屯地に所在する第1空挺団は、防衛大臣直轄の陸上総隊に属する日本唯一の空挺部隊で、日本全国のあらゆる事態に素早く対応している。

空母「ロナルド・レーガン」 【くうぼろなるどれーがん】
10隻が建造され、満載排水量で100,000tを超える世界最大の軍艦であるニミッツ級原子力空母の9番艦。後期型ともいえるタイプで、アイランド周りのマストなどの配置が変更されている。2015年から横須賀に前方展開していたが、2024年春に帰国、6番艦「ジョージ・ワシントン」と交代することになっている。
[主要諸元]満載排水量:約100,000t 全幅:89.4m 全長:332.9m 速力:約56km/h

クズネツォフ級空母 【くずねつぉふきゅうくうぼ】
現時点でロシア海軍唯一の空母。2隻の建造が予定されていたが、結局就役したのはアドミラル・クズネツォフ1隻のみ。2番艦は建造中止後中国に売却され、紆余曲折を経て「遼寧」となった。中国初の国産空母「山東」も準同型艦といえる。スキージャンプを備えたSTOBAR式空母で、近代化改修が予定されていたが事故が相次ぎ工事は遅延、現在も第一線に復帰していない。
[主要諸元]満載排水量:59,100t 全幅:72m 全長:305m 速力:約54km/h

グリシャV級小型フリゲート 【ぐりしゃVきゅうこがたふりげーと】
日本では小型フリゲートと呼称しているが、世界的にはコルベットにも分類されるロシア海軍の小型対潜艦。1番艦の就役は1970年代だが、90隻以上という膨大な数の同型艦が建造され、現在も多数が現役にある。
[主要諸元]満載排水量:1,200t 全幅:9.8m 全長:71.6m 速力:約63km/h

警察予備隊 【けいさつよびたい】
自衛隊の前身となる組織のこと。日本の治安維持と防衛のため1950年8月に設置された警察隊。52年の保安庁法により保安隊に改編され、さらに54年の自衛隊法により自衛隊に再改編された。

軽装甲機動車 【けいそうこうきどうしゃ】
主に普通科部隊や偵察部隊などに装備され、部隊の機動などに使用される。固定の搭載火器はないが、5.56mm機関銃や軽対戦車誘導弾を車上から射撃することができる。2002年度から部隊配備が開始。
[主要諸元]全幅:2.04m 全長:4.4m 全高:1.85m 空車重量:約4.5t 最高速度:100km/h 乗員:4人

警務科 【けいむか】
陸上自衛隊で、警察の役割を担う職種。犯罪の捜査・予防、警護、交通統制など、部内の秩序維持に寄与する。

航海科員 【こうかいかいん】
海上自衛隊の職種の一種で、航行、信号、見張りなど、艦の運航に直接関わり、目的地へ無事着けるようにするのが任務。艦艇は24時間休まず航行しているので隊員たちは交互に交代しながら昼夜問わず艦橋で勤務している。

航空医学実験隊 【こうくういがくじっけんたい】
航空自衛隊の研究開発部隊の1つ。高所を飛行する航空機が搭乗員に与える影響の調査研究を行うとともに、隊員に対して、遠心力発生装置や低圧訓練装置を使用した特殊環境に対する訓練も行う。研究内容などによって第1部から第4部まで分かれ、隊司令と第3部、第4部が入間基地(埼玉県)、第1部と第2部が立川分屯基地(東京都)に所在している。

航空開発実験集団 【こうくうかいはつじっけんしゅうだん】
航空装備品などの試験や評価、研究を行う組織。飛行開発実験団、電子開発実験群、航空医学実験隊を隷下にもつ。

航空学生 【こうくうがくせい】
航空自衛隊のパイロットや、海上自衛隊のパイロットと機上で戦術判断を行う戦術航空士の養成制度と、その学生の呼び名。高校卒(見込みを含む)で、21歳未満(海自は23歳未満)の男女に応募資格があり、入隊後は全員が学生舎で規則正しい団体生活を送りながら基礎教育を受ける。

航空救難団 【こうくうきゅうなんだん】
救難隊やヘリコプター空輸隊などを隷下に持つ航空自衛隊の組織。UH-60J救難ヘリとU-125A捜索救難機を装備する「救難隊」は、千歳基地(北海道)や松島基地(宮城県)など、10ヶ所に所在し、航空救難や患者空輸などを実施する。また、CH-47J輸送ヘリを装備するヘリコプター空輸隊は、三沢基地(青森県)など、4ヶ所に所在して、離島の基地などへの輸送を実施する。

航空支援集団 【こうくうしえんしゅうだん】
航空自衛隊のメジャーコマンドの一つ。航空自衛隊の各種任務遂行に必要な物資の航空輸送や航空機が運航するのに必要な気象情報、飛行場を離着陸する航空機の管制、航空機の運航を支援する航法援助施設の点検、航空機の中での医療活動などを行う。また、国際緊急援助活動、政府専用機による国賓などの空輸といった任務も担っている。

航空総隊 【こうくうそうたい】
航空自衛隊の基幹となるメジャーコマンドで、戦闘機やレーダーサイト、高射部隊などを北部、中部、西部、南西の航空方面隊に分けて全国に配備して、一元的に指揮・統括する。また早期警戒機、無人偵察機、救難機などを航空総隊直轄部隊で運用する。

航空幕僚監部 【こうくうばくりょうかんぶ】
航空自衛隊の隊務運営に関する防衛大臣のスタッフとして、航空幕僚長およびその補佐機関を包括した幕僚監部のこと。

高射群 【こうしゃぐん】
航空自衛隊の各航空方面隊に属する組織であり、地対空ミサイルにより敵航空機・ミサイルを迎撃する部隊。群本部、指揮所運用隊、整備補給隊と4個高射隊で構成されている。

高等工科学校 【こうとうこうかがっこう】
神奈川県横須賀市にある自衛隊唯一の高等学校。高等学校の一般教養を学ぶほかに、陸上自衛官として必要な戦闘戦技能力や整備技術の基本を身に付けることができる。2010年に陸上自衛隊少年工科学校から改編された。原則として卒業後は陸士長として任官し、約1年間の教育を経た後に3等陸曹に昇任する。

後方支援隊 【こうほうしえんたい】
陸上自衛隊の師団・旅団の下に編成された支援部隊で、師団隷下の規模の大きなものが「後方支援連隊」、旅団隷下の小さなものが「後方支援隊」。整備部隊、補給部隊、輸送部隊、衛生部隊などからなり、装備品の整備、修理や物品の補給、輸送、負傷者の救護など、さまざまな場面で陸上自衛隊の行動を支える。災害派遣においても、入浴、給水、給食支援、物資輸送などでその能力を発揮する。

護衛艦「あきづき」型 【ごえいかんあきづきがた】
敵の航空機・潜水艦・水上艦艇などの攻撃から、自衛艦を守る役割を担う汎用護衛艦。レーダーや新戦闘指揮システムを装備しているため、従来の護衛艦よりも目標の探知から攻撃までの反応時間が短くなっている。
[主要諸元]基準排水量:5050t 全幅:18.3m 全長:151m 速力:約56km/h 深さ:10.9m 喫水:5.4m

護衛艦「あさぎり」型 【ごえいかんあさぎりがた】
ステルス性を考慮していない最後の従来型護衛艦。艦前方の底にソナーが装備されており、船体は鋭く前方に突き出た形状をしている。艦対艦ミサイルなどを搭載し、後部甲板にはヘリコプターを1機搭載可能になっている。部品などの改修により、運用期間が5~10年延びている。1番艦 DD151「あさぎり」、2番艦 DD152「やまぎり」、3番艦 DD153「ゆうぎり」、4番艦 DD154「あまぎり」、5番艦 DD155「はまぎり」、6番艦 DD156「せとぎり」、7番艦 DD157「さわぎり」、8番艦 DD158「うみぎり」の8隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:3500t 全幅:14.6m 全長:137m 速力:約56km/h 深さ:8.8m 喫水:4.5m

護衛艦「あさひ」型 【ごえいかんあさひがた】
初めてハイブリッド推進機関を搭載した護衛艦。ガスタービンエンジンと電気推進機関を組み合わせているため、燃費性能に優れるほか、従来よりも進化した水中音波探知機による、高い対潜能力を有する。1番艦 DD119「あさひ」、2番艦 DD120「しらぬい」の2隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:約5100t 全幅:18.3m 全長:151m 速力:約55.6km/h 深さ:10.9m

護衛艦「あたご」型 【ごえいかんあたごがた】
長射程化、高速化、小型化が進む対空艦ミサイルに対応するため、防空の管制能力を高めたイージスシステム装備艦。司令部や味方部隊とリアルタイムに情報を共有する能力や、ステルス性能も向上している。1番艦 DDG177「あたご」、2番艦 DDG178「あしがら」の2隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:7750t 全幅:21.0m 全長:165m 速力:約56km/h 深さ:12.0m 喫水:6.2m

護衛艦「いずも」型 【ごえいかんいずもがた】
2015年3月就役の海上自衛隊最大級のヘリコプター搭載型護衛艦で、指揮通信機能や航空機運用機能が強化された。同時に5機のヘリの発着艦が可能で、広い艦内スペースを利用しての医療・輸送・補給能力も向上している。1番艦 DDH183「いずも」、2番艦 DDH184「かが」の2隻が建造された。F-35B戦闘機を搭載するための改修を行っている。
[主要諸元]基準排水量:約19950t 全幅:38m 全長:248m 速力: 約56km/h 深さ:23.5m 喫水:7.2m

護衛艦「こんごう」型 【ごえいかんこんごうがた】高性能なレーダーや対空ミサイルなどで、主に弾道ミサイルの迎撃を任務とする海上自衛隊初のイージス艦。高い指揮管制能力と情報処理能力、100キロメートル以上の最大射程距離を有する。また、広い範囲の目標を同時に10以上対処できる。1番艦 DDG173「こんごう」、2番艦 DDG174「きりしま」、3番艦 DDG175「みょうこう」、4番艦 DDG176「ちょうかい」の4隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:約7250t 全幅:21.0m 長さ:161m 速力:約56km/h 深さ:12.0m 喫水:6.2m

護衛艦「たかなみ」型 【ごえいかんたかなみがた】
護衛艦隊の中核を担う汎用護衛艦。水上における打撃力強化に重点が置かれたことに加えて、対空ミサイルと対潜水艦用ミサイルの両方が発射できる垂直発射装置を搭載している。1番艦 DD110「たかなみ」、2番艦 DD111「おおなみ」、3番艦 DD112「まきなみ」、4番艦 DD113「さざなみ」、5番艦 DD114「すずなみ」の5隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:4650t 全幅:17.4m 全長:151m 速力:約56km/h 深さ:10.9m 喫水:5.3m

護衛艦「ひゅうが」型 【ごえいかんひゅうががた】
海上自衛隊初の全通飛行甲板を備えたヘリコプター搭載型護衛艦。艦橋などの構造物が右舷側に寄せられた構造になっており、飛行甲板が広く、複数のヘリを同時に発着艦させることが可能。災害時などには、洋上司令部としての役割も果たす。1番艦 DDH181「ひゅうが」、2番艦 DDH182「いせ」の2隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:約13950t 全幅:33m 全長:197m 速力:約56km/h 深さ:22m 喫水:7m

護衛艦「まや」型 【ごえいかんまやがた】
海上自衛隊最新のイージス艦。航空機やミサイルなどの目標を同時に複数対処できるイージス・システムのほか、ほかの艦艇や航空機が得た情報をリアルタイムに共有できるシステムを搭載している。1番艦 DDG179「まや」、2番艦 DDG180「はぐろ」の2隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:8200t 全幅:21.0m 全長:170m 速力:約56km/h 深さ:12.0m 喫水:6.2m

護衛艦「むらさめ」型 【ごえいかんむらさめがた】
護衛艦隊の中心的役割を担う汎用護衛艦。ステルス性を考慮して船体が平甲板型になっており、後部甲板はヘリ発着甲板となっている。搭載機器の省人化が進み、居住性の向上が図られ、ゆとりある造りになっている。1番艦 DD101「むらさめ」、2番艦 DD102「はるさめ」、3番艦 DD103「ゆうだち」、4番艦 DD104「きりさめ」、5番艦 DD105「いなづま」、6番艦 DD106「さみだれ」、7番艦 DD107「いかづち」、8番艦 DD108「あけぼの」、9番艦 DD109「ありあけ」の9隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:4550t 全幅:17.4m 全長:151m 速力:約56km/h 深さ:10.9m 喫水:5.2m

護衛艦「もがみ」型 【ごえいかんもがみがた】
新艦種FFMとして、初めて機雷戦能力を付与されて就役した海上自衛隊最新の護衛艦。ステルス性を重視して設計された船体は従来の護衛艦とは大きく姿を変えている。現在就役している艦は垂直発射装置を備えていないが、後日装備される予定となっている。2024年5月末の時点で、1番艦 FFM1「もがみ」、2番艦 FFM2「くまの」、3番艦 FFM3「のしろ」、4番艦 FFM4「みくま」、5番艦 FFM5「やはぎ」の5隻が就役しており、6番艦 FFM6「あがの」、7番艦 FFM7「によど」、8番艦 FFM8「ゆうべつ」の3隻が艤装中。
[主要諸元]基準排水量:3900t 全幅:16.3m 長さ:133.0m 速力:約55.6km/h 深さ:9.0m

国際緊急援助活動 【こくさいきんきゅうえんじょかつどう】
1987年に施行された「国際緊急援助隊の派遣に関する法律(国際緊急援助法)」に基づき、外国での大規模な災害の発生に際し、被災国政府または国際機関の要請に応じて行う活動。外務大臣との協議に基づき、要請内容や被災地の状況などをふまえつつ、医療活動、輸送活動、給水活動などを行うことができる。

国際平和協力活動 【こくさいへいわきょうりょくかつどう】
国連平和維持活動(PKO)、人道支援、災害救援などの、国際的な安全保障環境を改善するために国際社会が協力して行う活動。2015年4月に発生したネパールの大地震では、防衛省は国際緊急援助医療援助隊などを派遣し、医療活動を行った。

極超音速ミサイル 【ごくちょうおんそくみさいる】
音速の5倍以上で、1分間に100km以上飛翔する誘導弾。スクラムジェットエンジンにより、従来の防空システムでは迎撃が困難な高高度、かつ弾道ミサイル防衛システムによる宇宙空間での迎撃も困難な大気圏内を飛翔し、ゲームチェンジャーとも呼ばれる。

国家安全保障会議 【こっかあんぜんほしょうかいぎ】
日本の安全保障に関する諸課題について、内閣総理大臣を議長に、日常的、機動的に審議する政府機関で、2013年12月4日に設置された。略称はNSC。

国家安全保障戦略 【こっかあんぜんほしょうせんりゃく】
2022年12月16日に制定した国家安全保障に関する最上位政策文書で、外交、防衛に加え、経済安保、技術、サイバー情報等の国家安全保障戦略に関連する分野の政策の戦略的指針を与える。もしくは2013年12月17日に制定した国家安全保障に関する基本方針。

国家防衛戦略 【こっかぼうえいせんりゃく】
国家安全保障戦略に基づく防衛の目標を設定し、それを達成するための方法と手段を示すもの。2022年12月16日に「防衛計画の大綱」を代替する基本的指針として制定された。

◎防衛省・自衛隊 用語集(https://www.mod.go.jp/j/press/shiritai/glossary.html)を編集・加工して作成。本サイトで別途加えた用語も含まれる

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