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令和6年能登半島地震における災害派遣 3月31日までの活動状況

  • 防衛省関連

2024-4-1 21:42

 防衛省 統合幕僚監部は令和6(2024)年4月1日、令和6年能登半島地震に係る災害派遣について以下のように公表した。

3月25日(月)〜3月31日(日)の主な活動

【輸送支援活動】
珠洲市において物資輸送を実施(3月28日(日)まで活動を実施)
(陸自第14普通科連隊 等)

【給水支援活動】
珠洲市、輪島市、能登町において給水支援活動を実施(能登町は3月25日(月)まで活動を実施)
(陸自第10師団、需品教導隊、第3後方支援連隊、空自第1高射隊、第2高射隊、第4高射隊、第9高射隊、第12高射隊、第14高射隊、高射教導群、第27警戒隊、第1航空団、第2整備補給隊、中部航空警戒管制団、西部航空警戒管制団 等)

【給食支援活動】
輪島市、能登町において給食支援活動を実施
(陸自第10師団、空自第23警戒隊)

【入浴支援活動】
珠洲市、輪島市、能登町、穴水町、志賀町において入浴支援活動を実施(穴水町は3月31日(日)まで活動を実施)
(陸自第10師団、東北方面後方支援隊、東部方面後方支援隊、中部方面後方支援隊、西部方面後方支援隊、第1後方支援連隊、第2後方支援連隊、第3後方支援連隊、第4後方支援連隊、第6後方支援連隊、第10後方支援隊、第13後方支援隊、第14後方支援隊、需品教導隊、空自第1高射隊、第2高射隊、第4高射隊、第7高射隊、第8高射隊、第9高射隊、第12高射隊、第14高射隊、第23高射隊、高射教導群、第2整備補給隊、第2指揮所運用隊、第4術科学校、第1航空団、中部航空警戒管制団、西部航空警戒管制団 等)

【その他】
1月14日(日)以降、防衛省がPFI方式で契約している民間船舶「はくおう」等を七尾港に派遣し、PFI船舶支援隊が石川県と協同して、被災された方々や自治体等の支援者の一時休養施設を開設

珠洲市における給水支援(陸自 第14普通科連隊) 写真:統合幕僚監部
熊野交流センターにおける入浴支援(陸自 北部方面後方支援隊) 写真:統合幕僚監部

全般

 令和6年1月1日(月)
  16時10分頃、石川県能登地方を震源とする最大震度7(M7.6、深さ約16km)の地震が発生。
  16時45分、石川県知事から陸上自衛隊第10師団長(守山)に対して災害派遣要請があり、同時刻受理。

 1月2日(火)
  10時40分、陸自中部方面総監を長とする統合任務部隊(JTF)を編成。

 1月4日(木)
  9時00分、富山県知事から陸上自衛隊第10師団長(守山)に対して災害派遣要請があり、同時刻受理。

 1月9日(火)
  陸自第10師団長が富山県知事から災害派遣撤収要請を受け、富山県における活動を終了。

 2月2日(金)
  8時00分、自衛隊は統合任務部隊(JTF)から、地域に密着した陸自中部方面隊を中心とする約1万人の災害派遣態勢に移行。引き続き、被災者に寄り添ったきめ細やかな生活支援活動等を実施中。

出典:統合幕僚監部 公表資料

3月31日までの活動実績(延べ)

人命救助
 救助……約1,040名

衛生支援
 診療……約670名
 患者輸送……約720名

輸送支援
 糧食……約4,266,000食
 飲料水……約2,334,000本
 毛布……約19,000枚
 燃料……約234,000リットル 等

給食支援……約253,000食
給水支援……約6,000トン
入浴支援……約370,000名
PFI船舶「はくおう」休養施設 利用者……約2,600名

道路啓開
 ……県道1号、6号、52号、57号、266号、285号及び国道249号等の一部区間

出典:統合幕僚監部 公表資料
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