米海軍、5月4日から硫黄島において陸上模擬着艦訓練(FCLP)を実施予定
- 防衛省関連
2024-5-2 18:48
在日米海軍司令部は令和6(2024)年5月2日、硫黄島における陸上模擬着艦訓練を実施することについて、以下のように発表した。
米海軍は、第5空母航空団に所属するパイロットの空母洋上運用資格取得を目的とした陸上模擬着艦訓練(FCLP)を、2024年5月4日(土)から15日(水)まで硫黄島で実施する。昼夜共に訓練の大部分が硫黄島で実施される見込み。
悪天候または不測の事態から訓練全てを硫黄島にて完了できない場合は、日米政府間合意に則り指定された下記の予備施設で実施することになる。
・米空軍三沢航空基地
・米空軍横田航空基地
・米海軍厚木航空施設
・米海兵隊岩国航空基地
この定期訓練は空母ロナルド・レーガンの艦載機部隊に所属する固定翼機(F/A-18E戦闘攻撃機、F/A-18F戦闘攻撃機、EA-18G電子戦機、E-2D早期警戒機ならびにC-2A輸送機)のパイロットの即応性を維持するための必須条件。米海軍は日本の皆様の騒音への懸念を認識しており、日本防衛のための作戦即応性を維持する義務、ならびに日米相互協力および安全保障条約における合意の順守とのバランスを保ちつつ、訓練が地元住民の皆様に及ぼす影響を最小限にとどめるよう努めている。
離島にある施設の維持が困難であり、悪天候または不測の事態が発生した際のダイバート(代替着陸)先がないことから、硫黄島は恒久的なFCLP施設には適していない。ダイバート可能な飛行場が周辺にないことにより、米海軍のパイロットは硫黄島でFCLPを行うことで、安全性に対してより大きなリスクを負っている。米海軍は必要に応じて、日本本土にある指定された予備施設でFCLPを実施する権利を保持している。
日米政府間の合意のもと、日本政府は恒久的なFCLPの解決策を見出すべくご尽力されている。
(注:上記の日本語文は参考のための仮訳であり、原文は英語)
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