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多軌道観測実証衛星の製造・試験についてキヤノン電子と契約

  • 防衛省関連

2024-4-9 21:03

 防衛省は令和6(2024)年4月9日、多軌道観測衛星の実証の進捗状況について、以下のように発表した。

 防衛省は、国家安全保障戦略(令和4年12月16日国家安全保障会議決定及び閣議決定)等の戦略文書や宇宙安全保障構想(令和5年6月13日宇宙開発戦略本部決定)に基づいて、民間事業者等とも連携し、宇宙空間の安全かつ安定的な利用の確保(宇宙における安全保障)の取り組みを続けている。
 このたび宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)能力の向上のため、低軌道から静止軌道までの衛星の動きを検知する実証事業について、下記のとおり契約が成立した。

事業名 多軌道観測実証衛星の製造・試験
契約年月日 令和6年3月29日(金)
契約相手方 キヤノン電子株式会社

事業概要
 宇宙空間の安定的利用の確保のためには、SDA能力の向上が不可欠である。特に、静止軌道上では通信衛星等の重要な衛星が運用されており、これらの衛星の安定的な利用を確保するため、地上の光学望遠鏡やレーダー、軌道上の観測衛星など複数の観測方法を組み合わせ、不審な衛星の動きを検知する精度を高めることが重要だ。
 本事業では、低軌道から静止軌道までの衛星を観測する光学衛星を低軌道へ打上げ、軌道上から衛星の動きを検知する実証を行う。

多軌道観測実証衛星の実証イメージ
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