日豪防衛相会談(5月2日、ハワイ)の概要を発表
- 防衛省関連
2024-5-3 17:07
防衛省は令和6(2024)年5月3日、前日にハワイで実施した木原稔(きはら・みのる)防衛大臣とリチャード・マールズ オーストラリア副首相兼国防大臣による日豪防衛相会談について、概要を報告した。
日豪防衛省会談の概要
1 冒頭、木原大臣から、豪州初の「国家防衛戦略」の策定を歓迎するとともに、インド太平洋地域における安全保障環境に対する認識や戦略の方向性が、日豪間で軌を一にしている旨述べた。
2 両大臣は、軌を一にする日豪の戦略の下で具体的な協力を進めることで、互いの能力を高める重要性を確認するとともに、日本のスタンドオフ防衛能力を活用した反撃能力と豪州の長距離精密打撃力の協力が戦略的に重要であり、具体的な協力の方向性を検討することを確認した。
3 両大臣は、ISR(情報収集・警戒監視・偵察)協力に加え、日米共同指揮所演習「ヤマサクラ」及び「キーン・エッジ」に豪国防軍が昨年度初参加し指揮統制の連携を強化するなど、運用協力・共同訓練が深化していることを確認した。両大臣は、「安全保障協力に関する日豪共同宣言」に基づき、強化された運用面の協力の範囲、目的及び形態に関する議論が進展していることを歓迎した。
4 両大臣は、本年3月に東京で成功裏に実施された第2回JPIDD(日・太平洋島嶼国国防大臣会合)について意見交換し、太平洋島嶼国地域における協力について引き続き連携を強化することで一致した。木原大臣は、豪州が主催する太平洋島嶼国地域における多国間不発弾処理事業である「オペレーション・レンダ・セーフ」について、豪国防省から防衛省へ派遣中の職員を含む数名をオブザーバー派遣することを伝え、マールズ大臣は日豪の絆としても重要であり歓迎する旨述べた。
5 両大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、両国の同盟国である米国も含め、より一層連携を強化することで一致した。
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