木原防衛大臣、5月31日の記者会見 シャングリラ会合への出席など
- 防衛省関連
2024-5-31 16:16
令和6(2024)年5月31日(金)9時09分から約5分間、木原稔(きはら・みのる)防衛大臣は国会議事堂本館内閣議室前で、閣議後の記者会見を開き、記者と次のような質疑応答を行った。
発表事項 シャングリラ会合への出席について
大臣 :シャングリラ会合※への出席について報告をいたします。シャングリラ会合に出席するために、本日(5月31日)から6月3日(月)の日程で、私はシンガポールを訪問します。各国の国防大臣が一堂に会するシャングリラ会合は、我が国の考えを発信する非常に有意義な機会であります。会合において、私からスピーチを行う予定でありまして、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くことを、その重要性というものを各国に訴えたいと考えています。また、この機会に、今回は米国のオースティン国防長官との会談、中国のドン国防部長との会談、また、日米韓防衛相会談など、時間が許す限り各国の国防大臣とお話しする時間を持てるよう最終的な調整を進めているところです。二国間、多国間の会談においても、地域における安全保障上の課題や防衛協力・交流の更なる推進について、率直な意見交換をしたいと考えています。
※シャングリラ会合:英国際戦略研究所(IISS)が主催する国際会議「アジア安全保障会議」(Asia Security Summit)のこと。会場となるシンガポールのシャングリラ・ホテルに由来する愛称。地域安全保障の枠組みづくりを目的として設置されたもので、2002年以来、今年で21回目。アジア太平洋地域と欧米の国防大臣や防衛関係者らが多数参加し、地域の課題や防衛協力などが話し合われる。今年は5月30日から6月2日にかけて開催され、台湾や南シナ海をめぐる対立、北朝鮮の動きへの対応における緊張緩和が期待されている。
記者との質疑応答
5月30日(木)の北朝鮮のミサイル発射について
記者 :北朝鮮のミサイル発射について伺います。昨日(5月30日)、北朝鮮は弾道ミサイルを発射しました。防衛省の最新の分析状況と、あと韓国軍が十数発発射したと発表している一方で、防衛省は複数発の発射と発表しましたが、両者の公表の違いの理由についてもあわせてお聞かせください。
大臣 :まず、最新の分析状況ということですが、これまでも政府から公表しているとおり、北朝鮮は昨日30日6時台、北朝鮮内陸部から、複数発の弾道ミサイルを発射し、発射された弾道ミサイルのうち、少なくとも1発は約350km以上飛翔した後、我が国の排他的経済水域、EEZ外に落下したものと推定しています。昨日の発射の詳細については、引き続き日米韓で緊密に連携して分析中ですが、これまでに得られた情報を総合的に勘案すると、昨日発射されたミサイルは、短距離弾道ミサイル(SRBM)であったと推定しています。また、後段の発表の違いですけれども、昨日の北朝鮮による発射に関して、韓国軍は、6時14分頃、北朝鮮から日本海上に発射された短距離弾道ミサイルと推定される飛行体十数発を捕捉した旨を発表していることは承知しています。その上で、日米韓の3か国は、北朝鮮によるミサイル発射の情報について、常時継続的にリアルタイム共有を行っているところですが、発射事案についての公表内容や公表を行うタイミングについては、日本及び韓国、それぞれの総合的な判断においてなされるものと考えています。防衛省としても、それまでに自衛隊が得た情報であったり、同盟国等から得た情報、そういったものを慎重に精査しつつ、発射が我が国の安全保障に及ぼす影響などを総合的に勘案した上で公表してきているところです。したがいまして、日本及び韓国の公表内容というのは、必ずしも同一のものになるわけではないという認識です。北朝鮮は今後も、各種ミサイル発射などの更なる挑発行為に出る可能性があると考えておりまして、防衛省として、引き続き、米国・韓国等とも緊密に連携しつつ、必要な情報の収集・分析を行うとともに、警戒監視に全力を挙げてまいります。
シャングリラ会合について
記者 :冒頭ありましたシャングリラ会合の件について伺います。会合参加に当たり、日韓防衛相会談を実施される予定はありますでしょうか。また、実施されるとすれば、レーダー照射問題に関してどのような議論をしたいとお考えでしょうか。
大臣 :まず、日韓防衛相会談の実施については、現時点で何ら決まっておりません。
以上
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