木原防衛大臣、中国のドン国防部長と会談(6月1日)
- 防衛省関連
2024-6-3 08:08
防衛省は令和6(2024)年6月1日14時55分、IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)のためシンガポールを訪問中の木原稔(きはら・みのる)防衛大臣と、中国の董軍(ドン・ジュン)国防部長との防衛相会談について公表した。
防衛省公式Xによると、木原大臣は尖閣諸島を含む東シナ海情勢等に関し深刻な懸念を表明し、両大臣は防衛当局間での意思疎通に関し意見交換を行い、対話や交流を推進していくことで一致したとしている。
防衛省・自衛隊公式サイトで公表された内容はこちらの通り。
日中防衛相会談について
令和6年6月1日、9時45分(現地時間)から約50分間、第21回IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)出席のためシンガポールを訪問中の木原防衛大臣は、董軍・中国国防部長との会談を行ったところ、概要以下のとおり。
1 冒頭、木原大臣から、日中間には、安全保障上の多くの懸念があるからこそ、日中防衛当局間で率直な議論を重ねることが重要である旨述べ、董軍国防部長からも同様の考えが示されました。
2 地域情勢について、木原大臣から、尖閣諸島を含む東シナ海情勢及びロシアとの連携を含む中国による我が国周辺海空域における軍事活動の活発化に対し、深刻な懸念を改めて伝達しました。
3 更に、木原大臣から、南シナ海情勢等について、深刻な懸念を改めて表明したほか、台湾海峡の平和と安定の重要性について強調しました。また、北朝鮮による度重なる弾道ミサイル等の発射を強く非難し、地域の不安定化への懸念を表明しました。
4 その上で、両大臣は、「日中防衛当局間ホットライン」について、引き続き、適切かつ確実に運用していくことを確認したほか、今後も対話や交流を推進していくことで一致しました。
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 防衛省が統合作戦司令部の1名の懲戒処分を発表 秘密文書の持ち出しなど(10月3日)
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 自衛隊統合演習、10月20日から全国規模で実施へ 日米豪も参加
- 《ニュース解説》陸自の新型装輪装甲車「AMV XP」を知る
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 海自が令和7年度実動演習を10月20日~31日に実施予定 米・豪・加・仏などと連携強化
- 防衛省報道官が記者会見 アメリカ「国防総省」は「戦争省」に(10月3日)
- 陸上自衛隊が無人車両「テミス」「ミッションマスターSP」を試験導入、性能など検証中
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 《ニュース解説》陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開 本命は国産SUV?
- 《ニュース解説》陸自の新型装輪装甲車「AMV XP」を知る
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 《レポート》日米防衛産業のマッチングイベント「第4回インダストリーデー」(9月24日、25日)
- 防衛省が情報本部の4名の懲戒処分を発表 免許証偽造や特定秘密の取り扱いなどで(9月29日)
- 人事発令 10月1日付け、1佐人事(陸自11名、空自6名)
- 《特集》5つの艦種で構成される海自の主力艦 基礎から分かる「護衛艦」概論
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 《特集》「世界陸上2025」で東京上空を飛ぶブルーインパルス どこで見る? どこで撮る?
- 「世界陸上2025」開幕日のブルーインパルス首都上空飛行 時間とルートを発表
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 《ニュース解説》陸自の新型装輪装甲車「AMV XP」を知る
- 《レポート》それは“動く英国大使館” ──空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の東京寄港
- 《ニュース解説》陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開 本命は国産SUV?
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 陸自「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」量産初号機が出荷 今年度から部隊配備へ
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 《ニュース解説》国産スタンド・オフ・ミサイルの配備早まる