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吉田統幕長がオーストラリアを訪問、国防軍司令官らと会談(6月24・25日)

  • 防衛省関連

2024-6-28 13:13

 統合幕僚監部は令和6(2024)年6月26日(水)、同月24、25日における吉田圭秀(よしだ・よしひで)統合幕僚長のオーストラリア訪問について、ウェブサイト上で下記の通り報告した。

吉田統合幕僚長のオーストラリア訪問について

 6月24日及び25日、吉田統合幕僚長はオーストラリアのキャンベラを訪問し、国防軍司令官キャンベル陸軍大将、国防軍副司令官ジョンストン海軍中将及び統合作戦本部長ビルトン陸軍中将と会談しました。

 オーストラリアは、共にインド太平洋地域における米国の同盟国であり、特別な戦略的パートナーです。両国は、2022年10月の日豪首脳会談において「新たな日豪安保共同宣言」を発出し、「日豪の主権及び地域の安全保障上の利益に影響を及ぼし得る緊急事態に関して、相互に協議し、対応措置を検討する」こととしました。また、2022年12月に発表された我が国の国家防衛戦略においても、我が国は豪州と「日米防衛協力に次ぐ緊密な協力関係を構築」するとともに、「事態生起時には日米豪が協力することも念頭に置く」等、安全保障・防衛協力を一層強化してきました。

 こうした経緯を踏まえ、吉田統幕長は2023年3月30日の着任以来、キャンベル国防軍司令官との間で実に9回ものハイレベル交流を行い、強固な信頼関係を築き、共に日豪間連携の強化に注力してきました。今回の会談で吉田統合幕僚長は、退官することとなったキャンベル陸軍大将及びビルトン陸軍中将の功績に敬意を表するとともに、ジョンストン海軍中将の次期国防軍司令官就任に祝意を表しました。その上で、インド太平洋地域における平素から事態生起時まで念頭に置いた日豪防衛協力・交流の在り方について忌憚のない意見を交換し、これまで築いてきた日豪防衛協力・交流のモメンタムを維持・発展させていくことで一致しました。

 日豪は、二国間・多国間の防衛協力を通じ、引き続き、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、緊密に連携して参ります。

左からキャンベル国防軍司令官、吉田統合幕僚長、ジョンストン国防軍副司令官 写真:統合幕僚監部
写真:統合幕僚監部
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