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中東地域における日本関係船舶安全航行のための情報収集 令和6年6月の活動状況

  • 防衛省関連

2024-7-16 12:14

 防衛省 統合幕僚監部は令和6(2024)年7月12日(金)13時00分、中東地域における日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集に従事した水上部隊及び航空隊の活動状況について以下のように公表した。

中東地域における日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集に従事した水上部隊及び航空隊の活動状況について(令和6年6月)

活動海域の状況

 水上部隊及び航空隊は中東地域における情報収集活動として、特段の異常を確認していない。なお、海賊対処行動として、6月17日、アデン湾において、ギリシャの会社が運航する商船「SUMMER LADY」が、小型船舶からつきまといを受けているとの情報を受け、海賊対処部隊のP-3Cは現場海域に向かい、当該船舶と通信を行うとともに当該船舶周辺の警戒監視を実施した。P-3Cは、当該船舶に被害がない旨及び周辺の安全を確認し、海賊対処を任務とする第151連合任務群に対し現場で得た情報を提供する等の対応を実施した後、元の任務に復帰した。

水上部隊(派遣海賊対処行動水上部隊)

(1)活動した海域:オマーン湾の公海・アラビア海北部の公海
(2)確認した船舶数 584隻(累計 91,637隻)

航空隊(派遣海賊対処行動航空隊)

(1)活動した海域:アデン湾の公海・アラビア海北部の西側の公海
(2)確認した船舶数 682隻(累計 84,219隻)

周囲の警戒にあたる「さざなみ」隊員 写真:統合幕僚監部
P-3Cを整備する隊員 写真:統合幕僚監部

(以上)

参考情報

 防衛省・自衛隊では令和2(2020)年1月20日から、中東地域における日本関係船舶の安全確保のため、オマーン湾、アラビア海北部及びバブ・エル・マンデブ海峡東側のアデン湾の三海域の公海(沿岸国の排他的経済水域を含む)において、派遣情報収集活動水上部隊の護衛艦1隻と海賊対処行動に従事する派遣海賊対処行動航空隊のP-3C 2機により、情報収集活動をおこなっている。

中東地域における自衛隊による情報収集のための活動(イメージ) 出典:令和6年版防衛白書
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