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吉田統合幕僚長、NATO各国との関係強化に言及(8月1日)

  • 防衛省関連

2024-8-5 08:08

 防衛省 統合幕僚監部は令和6(2024)年8月1日(木)、同日行われた吉田圭秀(よしだ・よしひで)統合幕僚長の定例記者会見について以下のように公表した。

統合幕僚長-定例記者会見にて

 本日は、私から自衛隊とNATO及びNATO各国軍との関係強化についてお知らせします。

 昨年度は、自衛隊からNATO参謀総長等会議等に参加するとともに、バウアーNATO軍事委員長等がインド太平洋参謀総長等会議に参加するなど、多国間協議への双方向の関与が増加しています。
 また、二国間のハイレベル懇談については、NATO及び米国を除くNATO各国の参謀総長等と延べ32回ハイレベル懇談を実施しましたが、これは、ハイレベル懇談全体の約1/3を占めています。

 今年度に入っても、ポーランド軍参謀総長が16年ぶりに来日するなど、NATO及びNATO各国とのハイレベル交流は引き続き進展しています。

2024年6月18日、ポーランド共和国軍クワワ参謀総長、公式招待の模様 写真:統合幕僚監部

 加えて、我が国周辺海空域においては、本年6月に、オランダ及びトルコ海軍が艦艇を、7月にはドイツ、フランス及びスペイン空軍が戦闘機を展開し、海・空自衛隊と共同訓練を行いました。

6月17日、トルコ海軍艦艇「クナルアダ」と海自艦艇「たかなみ」の親善訓練 写真:海上自衛隊
7月中旬、共同訓練のため空自千歳基地を訪れたドイツ空軍・スペイン空軍との記念撮影 写真:航空自衛隊

 さらに今月以降も、イタリア、フランス軍等が空・海・陸自との共同訓練を予定しています。
 このように、NATO及びNATO各国のインド太平洋地域への関与は、欧州におけるロシアによるウクライナに対する侵略が継続する中でも増加してきており、自衛隊は、こうした機会を捉えて、引き続き欧州の同志国等との連携を強化して参ります。

(以上)

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