第17回日中高級事務レベル海洋協議(結果)(10月23日)
- 日本の防衛
2024-10-25 11:55
外務省は令和6(2024)年10月23日(水)付で、同日に東京で開催された第17回日中高級事務レベル海洋協議について以下のように公表した。
概要(結果)は、以下のとおり。
第17回日中高級事務レベル海洋協議(結果)
10月23日、第17回日中高級事務レベル海洋協議が東京において開催されたところ、概要は以下のとおりです。
1 同協議には、日本側から、外務省のほか、内閣官房、水産庁、資源エネルギー庁、海上保安庁、環境省、国土交通省及び防衛省が参加し、中国側から、外交部のほか、中央外事工作委員会弁公室、国防部、自然資源部、生態環境部、交通運輸部、農業農村部、国家エネルギー局及び中国海警局が参加しました。
2 双方は、全体会議のほか、(1)海上法執行及び海上安全、(2)海上防衛、(3)海洋経済の3つのワーキンググループに分かれて会議を行い、個別の事案に関する懸念事項も含む様々な課題や、海洋分野における協力の在り方等について率直に議論しました。
3 日本側から、尖閣諸島情勢やブイ、中国軍機による領空侵犯、中国による一方的な資源開発など、東シナ海における諸懸案について、我が国の立場を申し入れるとともに、領空侵犯について十分な説明を行うよう改めて求めました。また、我が国周辺海域における中国海軍艦艇の活動を含む中国による軍事活動の拡大・活発化について、深刻な懸念を表明しました。このほか、南シナ海情勢や台湾情勢を含む地域情勢についてもやり取りを行いました。
4 日本側から、日本海の大和堆周辺水域における中国漁船による違法操業について、中国側の対応を改めて強く要請するとともに、意思疎通を強化していくことを確認しました。また、双方は水産資源管理に係る連携・協力の重要性を確認し、当局間で意思疎通を継続していくことで一致しました。
5 日本側から、「瀬取り」への対応を含め、対北朝鮮制裁に係る国連安保理決議の完全な履行の重要性を提起しました。
6 双方は、日中防衛当局間のホットラインや、ハイレベルを含む各レベル・各分野での防衛当局間における対話と交流等を通じた意思疎通を引き続き推進していくことで一致しました。
7 双方は、日中海上保安機関・教育機構間の交流を進めることを確認するとともに、二国間や多国間会合の枠組み等を利用して意思疎通を継続し、相互理解・信頼を醸成していくことで一致しました。
8 双方は、密輸、密航、麻薬取締り等の犯罪取締りの重要性を共有し、さらなる連携・協力を推進していくことで一致しました。
9 双方は、日中海上捜索救助(SAR)協定を踏まえた海上捜索救助協力強化に関する情報交換等を継続し、地方窓口間の通信訓練等の実施を含む円滑かつ効率的な海上捜索救助に引き続き協力して取り組むことで一致しました。
10 双方は、本年7月に中国・浙江省で、第5回日中海洋ごみ協力専門家対話プラットフォーム会合及び第5回日中海洋ごみワークショップが開催されたことを歓迎し、日本で来年開催予定の第6回会合に向けて意思疎通を強化していくことを確認しました。また、双方は、プラスチックを含む海洋ごみ問題について、日中の様々なレベルでの協力を引き続き推進するとともに、国際的な枠組みに日中両国が積極的に貢献していくことで一致しました。
11 双方は、今後とも海洋分野について意思疎通を継続・強化していくとともに、明年の第18回日中高級事務レベル海洋協議の開催に向けて、調整を続けていくことで一致しました。
(参考)日中高級事務レベル海洋協議(実施レベル格上げと両国団長)
日中高級事務レベル海洋協議は、以前は局次長級で実施されていたが、第12回から局長級にて実施。
● 日本側団長:鯰博行(なまず・ひろゆき)外務省アジア大洋州局長
● 中国側団長:洪亮(こう・りょう)外交部辺境海洋事務司長
(以上)
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